やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic (原作/渡航 作画/伊緒直道) 89話
実家から学校に通い出した雪乃。
八幡に葉山が声を掛けてきた。
大変なのはこれからだが、昔よりずっといいと。
葉山はずっと変わらないと思っていたから。
八幡が奉仕部に行くと鍵が掛かっていた。
雪乃が来ていないようなので、職員室に鍵を取りに行くが、
擦れ違いで雪乃が来たらしい。
連絡を取り合っていれば、こんな擦れ違いはないはずですが、
今この時点でも雪乃の連絡先を知らないのだ。
奉仕部に行くと一色も待っていた。
彼女は八幡達に洋画ドラマを見せ、
そこで行なわれていたプロムナードを卒業式でやりたいと言うのだ。
八幡達は難色を示すが、だから生徒会だけでやるという。
何故、そこまでしてプロムナードをやりたいのか?
一色がプロムクイーンになりたいのなら、
来年でも良いのではないか?
しかし、それではいつまで経っても変わらないだろう。
どんなに難しくても、失敗するとしても
次の一手の為の布石を打たないといけない。
今 やるしかない
今 始めれば間に合うかもしれない
それは自分のためと言う一色ですが、
それが嘘でも本音でも、そう貫かれたら称賛するしかない。
一色の言葉は雪乃に響きましたね。
手伝うことに決まったわけですが、
雪乃は自分個人の意見だから、
八幡と結衣に強制する気はないと言う。
つまり雪乃は自分の力でやってみたいのだ。
それなら八幡と結衣は見守るしかない。
雪乃が生徒会の手伝いに専念するとなると、
奉仕部の活動は一時休止という事になる。
きっと自立とは こういう類いのものなのだ
ちょっと寂しくて 誇らしい だから
これは祝福すべきことだ
奉仕部の鍵をかける雪乃。
思えば八幡は、その鍵を触れた事が無かった。
そして思う。
結局、その鍵は彼女だけが持っていて、
俺は触れた事がない。
これは奉仕部の鍵の事だけではないでしょうね。
彼女の心の鍵の事も表わしているのではないでしょうか。
果たして、これから八幡が雪乃に出来る事とは・・・