漫画好きのひとり言

今までありがとうございました!

BEASTARS (板垣巴留) 185話

メロン畑に花を咲かせるなら
実がならないと意味がないだろ
 
そう言いながらレゴシは爪でメロンの身体を切り裂く。
反撃されたが、メロンは大喜び。
 
これは最高の殺し合いだぜ
 
死闘を繰り広げるレゴシメロン
シシ組はそれを観ている事しか出来ない。
完全に出る幕がないのだ。
 
そして傍らには囚われの身のキュー
彼女を囮にしてレゴシの気を引く作戦だったらしいが、
メロンが勝手に行動したので、立てた作戦は全て無駄に。
 
何なんだろうな 俺達って
 
全く必要とされていないので、虚無感が漂っていたのでしょう。
じゃあ、そのウサギ(キュー)を食べながら観戦していようぜ
 
フリーが物騒な事を言い始めましたね。
他の者がたしなめましたが、フリーは続ける。
 
ガチの戦いを前に何の役にも立てず
座って見ていることしか出来ない
本当は肉を食べるしか能がないくだらない雄ライオンだ

シシ組はルイを頭にした時
自分たちまで立派なライオンになったと勘違いしてしまったのだ
本当に立派なのはルイだけだったのに
 
そう言われ、他の者も納得してしまった。
もうキューを食べる気マンマン。
 
慌てて逃げるキュー
身体能力の高いキューは、いつでも逃げることが出来たのでしょう。
表通りに出るキュー
 
レゴシを売った
自分が裏市で売られていたウサギだから

誰にも分かりはしない
誰も知りはしない
裏市のことなんて・・・
裏市の貧困層の こんな底辺の女のこと・・なん・・・て
 
表通りの大型スクリーンに映し出されている
大騒ぎが耳に入ったのでしょう。
スクリーンに目をやると、そこには知った顔が映っていた。
 
ルイだ。
 
全種族へのお願いです
裏市から目を背けないでください
あそこにある すべての現実に目を向けてください
 
タブーに触れたルイは、ここでSPにより強制退場。
まだ会見は終わっていないと叫んでも無駄。
スクリーンの外へと姿を消してしまった。
 
これを観ていたのはキューだけじゃない。
シシ組も一緒に観ていたのだ。
 
そして控え室に閉じ込められたルイ
友達の危機に何もできない自分が歯がゆい。
自分は何一つ間違ったことを言っていないのに・・・
 
うなだれるルイ
急に部屋の外が騒がしくなったと思ったら・・・
 
社長~!!
お迎えに上がりましたぜ~!!
 
シシ組が駆け付けたのだ。
そこにはキューの姿もあった。
ルイはビックリしたでしょうね。
 
細かい説明は後と、ルイを連れ去り裏市へ。
一つ言えることは、
ボスがハイヤーをご所望だから駆け付けたということ
 
やはりルイこそシシ組のボスに相応しい。
シシ組の連中は記者会見のルイを見て、
それが痛いほど分かったのでしょう。