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怪獣のトカゲ (原案/山本宗一朗 漫画/福地カミオ) 28話 最終話

28
仁美が学校から帰ってくると、
トカゲちゃんの姿がない。
トカゲちゃんが家出した!?
 
その頃、トカゲちゃんカメじろーと遭遇し、
驚いて尻尾を切っていました。
 
自分の方が大きくなってカメじろーに驚かれているのに、
それでも驚くって、どれだけ小心者なんだよ。
 
カメじろーに家出の理由を訊かれ、
今まで一緒に出来た事が出来なくなって寂しいからとか、
二人に迷惑をかけてしまうからとか言う。
 
じゃあ人間に生まれたかった?
怪獣じゃなければ良かった?
 
カメじろーに問われたトカゲちゃん
 
それはない
怪獣である自分に誇りを持っている
ずっと立派な怪獣になりたかった
 
でもそれと同じくらい仁美や咲のことが
すっごくすっごく大好きなんだ・・・!
(涙を流しながら、本心を語るトカゲちゃんが良いです)
 
そこに仁美が現れる。
心配してトカゲちゃんを捜していたのだ。
 
大きくなったので、遠くからでも見えるし、
それにここはトカゲちゃんを拾った場所
すぐに見つけることが出来たのだ。
 
仁美は帰ろうと言うが、二人に迷惑をかけるからと、
一緒にいられないと拒むトカゲちゃん
 
でも仁美は言う。
たとえあなたが怪獣でもトカゲでも
大切な友達で・・・家族なんだから
私達もあなたが大好きなのよ トカゲちゃん
 
こうして家に帰ることにしたトカゲちゃんですが、
突如、頭上のヘリコプターから網が。
 
捕らわれてしまったトカゲちゃん
果たして何が起きたのか?
 
最終話
捕獲されてしまったトカゲちゃんカメじろー
研究所に連れて帰ると言う局員の声に、
トカゲちゃんは聞き覚えがあった。
 
そして、その人物を見て、仁美も驚く。
お母さん!?
 
どうやらトカゲちゃんは、
仁美と咲の母親が働いている研究所で保護され、
その後、脱走したようだ。
 
タマゴだった頃、怪獣の事を聞かされていたトカゲちゃん
その声の主は仁美と咲の母親だったのだ。
 
保護していたのが自分の娘なら、
すぐに連れて帰る必要は無いと、自宅に戻っていましたね。
 
巨大化も本来は自分の意思で操れるもので、
トカゲちゃんは子供なので上手く制御できていないだけらしい。
数日もすれば元に戻るとのこと。
 
これで万事解決だ。
 
そして初めて出会った時の約束を果たすトカゲちゃん
手のひらに二人を乗せて学校まで
巨大化した今だから出来る事ですよね。
 
約束を果たすことが出来て良かったね!
最後までほのぼのとしていて、和める作品でした。
連載お疲れ様でした!!