漫画好きのひとり言

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BEASTARS (板垣巴留) 188話

私・・・ メロンの父親なんですけど・・・
 
まさか自分から名乗り出るとは!
記者が放っておく訳がなく、質問の嵐。
しかし、それはゴーシャが許さない。
 
生んだ子供がどう育とうと・・・
異種族の家庭を見世物にはさせん
 
毒で機材を全て破壊し、記者達を退かせる。
そしてメロンの父親の手を引き、裏市へ。
 
公衆の面前で名乗り出た心意気を買い、
手伝いするというゴーシャ。
異種族の家族として心に来るモノがあるのでしょう。
 
ヤフヤもメロンを止める鍵になるとは思っているが、
メロンの父親から得体の知れない恐ろしさを感じてもいた
戦闘力があるように見えないが・・・
 
ゴーシャは息子に会って何て声を掛けるのかと聞くが、
父親は特にないと言う。
伝えたい事もない
 
単純な好奇心。
メロンが赤ん坊の時に家を出てしまったので、
成長した姿を久し振りに見ることが出来れば・・・とだけ。
 
若気の至りでヒョウと関係を持ったが、
肉食獣と一緒になる覚悟なんてなかった
 
街を一緒に歩いていてもジロジロ見られるし、
彼女から向けられる愛情もすごく重くて、
何時か食われるんじゃないかとヒヤヒヤしていた
普通そんなの 逃げるでしょ?
 
本当の恐ろしさとは
本当の悪とは・・・ こういうヤツの事を言うのでしょう。
何と言う無責任!
 
ゴーシャが怒りで毒をまき散らし、
メロンの父親をうっかり殺してしまわなければ良いが・・・
 
メロンの母親が食べてしまったと嘘を言ったのは、
憎しみを父親に向けさせないためだったのでしょうか。
まあ、逃げた男の面影を見て、異常な愛情表現をしたのかもですけど。
 
その頃、メロンはレゴシに覆い被され、
喉を噛みちぎられれば終了という所まで追い詰められていた。
 
しかし、その時のメロンは
いつものメロンとは、あまりに違っていた。
 
いつもの馬鹿にしたような上ずった声ではない地声のメロンは
何の変哲も無い20代前半の青年だった