ウルトラジャンプ 2020年8月号

「もののがたり」、「片喰と黄金」、「惰性67パーセント」、
「電波的な彼女」、「スーサイドガール」は個別記事にしています。
 
只野工業高校の日常 （小賀ちさと）　23時間目
幼稚園でのボランティア活動の後、
藤原先生に呼ばれて、彼の後を付いていく赤崎、仙堂、八坂。
 
お年寄りの家の電気設備点検をする事になりました。
学校で授業を受けるよりはマシだし、
平常点が必要な三人にはうってつけでしょう。
 
最初は「仕方がない」という感じで作業に入りましたが、
お年寄りとの会話は、意外と楽しいようで・・・
皆、お祖父ちゃんお祖母ちゃん子だったのかも。
 
ジョジョリオン　ジョジョの奇妙な冒険 Part8 （荒木飛呂彦）　#99
生物と岩生物
何故、創造主はこの2つの道を生命に与えたのか？
 
それは滑り止めの役割
生命そのものの存在が失敗した時の為の「保険」。
炭素系という道が行き詰まった時の為の「もう一つの道」。
その役割が岩生物である
 
そして岩人間の行動は単独が基本生態。
利益のために集団を作るが、そこに愛情や友情はない。
 
岩人間は地面と岩と石にこだわり
「大地からの恵み」こそが真の利益であり、
岩人間に特別な力を与えてくれる
「特別な場所」こそが真の棲み家なのである。
 
だから移動拡散するホモサピエンスとは、
絶対に認め合う関係にはなれないのだ。
 
その岩人間が欲するロカカカ。
いや、彼の言い方だと、
ロカカカは元々岩生物の所有物だったのかも？
 
首踊る大市場 （まとり）　特別読切
両親に売られてしまった少女・にあ。
解体され、頭だけはナイルという男に買われたようだ。
 
魔法の力なのか、頭だけでも生きていられるにあ。
他の部位や両親を捜したいとナイルに請うと、
快く引き受けてくれた。
 
自分を売らないといけないほど、困窮していたのか？
それとも他に欲しいモノがあったから、交換したのか？
とにかく理由が知りたかった。
 
知りたかっただけだったのに・・・
 
人間の世界の生き物も扱う店で、やっと手掛かりを得たが、
その店主が取り出したのは、にあの両親の腕。
両親も売り物になっていたのだ。
 
にあを最初に売った豚が嘘を吐いていた訳だ。
にあを攫おうとして、うっかり殺してしまい、
それを目撃した両親が、自分達はどうなっても良いから、娘を元に戻してと。
 
こうして両親を売り物にした後、にあも・・・
これは酷い。
 
両親との取引は成立していると豚は言うが、
その前に大市場のルールを破っていた。
他の世界の生物を許可なしに取ってきてはいけないのだ。
 
ルールを破ったモノには罰を。
 
ナイルは商会の一人だったのだ。
大市場を作った後、姿を消し、
千の顔を持って誰も行方を追えず、
不正を起こした商人の前に現れる。
 
そして家族となったにあを守るため、豚を粛清したのだ。
 
にあは心強い家族を手に入れましたね。
これからは市場で幸せに！
 
なかなか面白かったです。
 
瞬きより迅く （ふなつかずき）　挙動六
春季大会が始まった。
規模の大きさに驚く日葵。
 
日葵は団体組手のみなので、試合は翌日ですが、
他の三人は個人組手にも参加。
 
珠希は貫禄の勝利で1回戦突破しましたが、
空は3年生相手に善戦するも惜敗。
そして真心は・・・
 
相手は実力差がある事を知って、汚い手を使ってきましたね。
最初の攻撃は真心が悪いのだが、
その後はワザと真心の拳に当たりにいっているのだ。
 
1度当てると忠告。
当て続けると警告、反則注意ときて、最後に反則。
反則で負けとなってしまう。
 
審判も相手の行為を疑ってはいるが、
真心は昨年、同じ反則で相手を失神させている。
その印象が強すぎて判断に悩んでいるのだ。
 
真心がフェイントで、相手が当たりに来ている事を
逆手に取った攻撃をした時は痛快でしたね。
（試合を観ている者の中にも気付いている者がいて、
真心に声援を送っていましたし）
 
とはいえ、互いのポイントが同数の場合、
先にポイントを取った方が勝ちとなる。
つまり真心はもう1ポイント取らないと勝てない。
 
相手は逃げに徹し、このまま時間切れを狙ったが、
その消極的な行動が命取りでしたね。
攻める気がない＆時間が残り少ないということで、気が緩んでいた。
 
伝統派のトップ選手は、十分な間合いがあっても、
わずか0.3秒で突きを決める。
 
0.3秒というのは、瞬きの速さ。
つまり瞬きしている間に、突きが決まっているのだ。
 
瞬きより迅く！
真心の大逆転勝利！！
いいねぇ。
 
ぎんぎつね （落合さより）　84話
悟も一緒に大学の見学に行くという。
まことは、悟は行かないと思っていたから、
ビックリしていましたね。
 
志望校ではないが、いずれお世話になると思うので、
一度訪ねておきたい。
しっかりとした考えを持って、理由を答えた悟。
浮ついていたまことは、自分が恥ずかしくなっていた。
 
悟と一緒に大学の見学に行くことは、
友人に話していましたが、渋谷でデートと言われる始末。
まあ、父親もいるし、考えすぎですよね。
 
小杉が羨ましがって悟に絡んでいましたが、
練習に入る前に精神統一をするという悟に、
彼は彼なりに思う所がありそうだなと感じました。
 
目的は大学の見学ですが、
まことと一緒というのに、心が揺れているのでしょうか。
 
そして大学へ。
國學院大學というだけあって、
神職の作法などの授業をする場所や神殿もあって、
まことは「凄い」としか言えなくなっていましたね。
 
そんな自分と違い、案内してくれた職員に
気になった所を訊く悟を、少し遠く感じたまこと。
 
それなら近付けるように頑張るしかないぞ。
将来のことを考える良い機会になるかもしれないな。
 
魔法少女に向かない職業 （原作/射線堂有紀　漫画/片山陽介）　第6節
くるみは触れたモノ全てを
自由に操れる金属に変える魔法を持っている。
 
塗料を使い、何とかくるみを炎の中に包んだが、
その塗料の一部を金属に変え、ボール状にすることで
その中に籠もり、炎から逃れたようだ。
 
自分の力をよく知っていて、しかも応用を利かせられる。
今の姫子では、どう足掻いても勝てないでしょう。
炎が消える前に、この場から立ち去るのが得策。
 
そして、姫子はもう一人の魔法少女とも出会う。
梢の魔法は色を変える魔法。
くるみの魔法と違い、強力には見えない。
 
しかし、姫子は誤解していた。
彼女の攻撃で大量の血を流し、痛みに苦しんだが、
それは水を血の色に変えた魔法。
 
つまり水をかけられただけなのだが、
痛覚回路は錯覚しやすいという所を
上手く突いた攻撃だったのだ。
 
彼女達ほど魔法を上手く使いこなせない自分では勝てない。
2度の敗北が姫子の意識を変えましたね。
 
もっと考えろ
勝てないなら策を講じろ
何か無いか　あの二人を殺せるような　私の牙！！
姫子はここからだ。
 
オオカミライズ （伊藤悠）　＃18
アキラとイサクによる連携で動きを止め、
拘束した所までは良かったが、
肉が裂かれても気にせずに
ワイヤーを引きちぎってくるのは想定外でしょうね。
これは手強い。
 
そして倭狼に興味を持つ集団が登場。
味方をすることで倭狼達に恩を売って、
ケンや笑見を連れて帰ろうとしていた。
 
いや、最重要人物の二人を連れ帰るなんて、
絶対に許さないと思うがなぁ・・・
 
お義母さんスイッチ （櫻 太助）　25話　26話
25話
のぞみさんというママ友が出来て嬉しそうな夕子さん。
しかしオタクな夕子さんに話すネタなどない。
 
他のママ友も紹介すると言われましたが、
さすがに怒濤のラッシュに精神が持たない。
それを察してくれたのぞみさんは、実に良い人ですね。
 
そのうちランチに行きたいですねと言うと、
のぞみさんは早速スケジュールを決める行動力。
 
夕子さんでは決められないだろうし、
初めてのママ友がこういう人で良かった。
 
26話
そんな訳で、一人では不安なので
友人の佐原さんに同席してもらった夕子さん。
 
彼女の役目は暴走しそうになった夕子を止める事にある。
 
自分の知らない渉太君のエピソードをのぞみさんから聞かされて、
夕子さんは物凄く嬉しそうでしたが、
オーバーアクションになりそうな時は佐原さんが止めていました。
 
でもまあ、いつの間にかママ友が出来ていた夕子。
他人事ながら心配していましたが、これなら大丈夫。
ちょっと寂しいけど、巣立ちだと思えば・・・
 
いやいや、巣立ちって！
自分の立ち位置のおかしさに気付く佐原さんなのでした。
 
禍つ罠師の勇者狩り （わだぺん。）　＃9
町の勇者なら問題ないが、王立だと厄介。
その確認が先。
 
取りあえず危機を回避できた創太とソフィー。
しかしダンジョンにやって来たのは町の勇者。
勇者達も相手が四本角と知って、仲間割れ＆逃走。
ダメだ、こりゃ。
 
ソフィーから力を分けて貰い、何とか補給員を吊るし、
リアカーを奪って脱出を試みた創太だったが・・・
 
仲間割れした勇者達は、
一人の勇者（女性）を生け贄にして逃げ出していた。
でも創太に回復薬を渡した勇者だけは逃げていませんね。
もしかして彼だけは強いとか・・・ああ、弱かったよ。
 
やはり逃げの一手ですが、
ダンジョンの入口には別の勇者達がいた。
王立勇者軍だ。
 
勇者達は助かるでしょうけど、
魔族であるソフィーは見つかったらアウトでしょうね。
果たして、創太はどんな行動を取るのでしょうか。
 
アサシンズ・プライド （原作/天城ケイ　キャラクター原案/ニノモトニノ　漫画/加藤よし江）　LESSON:36
定期健診です。
何かエッチです。
 
恥ずかしがるものの、以前ほど抵抗のないメリダ。
うーむ・・・
 
それはともかく、今後の話をする二人。
やはりメリダの本当の位階を知っているから、
ここまで大胆な行動が出来たと推測するしかない。
 
覚悟を決めているメリダなら、
試練を受けさせても良いかもしれない。
 
その試練とは、ビブリアゴート司書官認定試験の受験と合格。
 
合格した暁にはご褒美を・・・
そんな約束をした二人。
 
そして救援を求めるクーファ。
彼が助けを求めるなんて珍しいが、
それほどまでに厳しい状況なのでしょうね。
 
しかし試験の日は革新派が行動を開始する日でもあった。
果たして、メリダは無事に試験を合格出来るのでしょうか。