漫画好きのひとり言

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ワールドトリガー (葦原大介) 200話 201話

200
「会っておいて欲しい人がいる」
迅に言われ、その人物が誰なのか気になった修。
 
そこに玉狛支部に本部の車がやってきた。
忍田さんに沢村さん、そして見知らぬ女性。
 
三人が支部に入ってくると、
見知らぬ女性に陽太郎が瑠花ねーちゃん」と近付いていく。
陽太郎の姉!?
 
どうやら事情があって陽太郎は林藤支部長の、
瑠花は忍田本部長の、親戚として面倒を見ているようだ。
 
瑠花の発言も気になるところ。
「ボーダーがここまで大きくなったのは
ほとんどが私たちの存在と
唐沢の尽力に由るものなのですから」
 
唐沢の尽力はともかく、陽太郎と瑠花の存在のおかげ?
どういう事なのでしょうね。
 
尊大な感じがする瑠花ですが、
陽太郎と遊んでいるときは、普通の16歳の女の子でした。
第一印象は良くなかったけど、可愛いじゃないかと。
 
ちなみに迅が会わせたかった人物とは違った。
これから会いに行くので、トリオン体に換装しておいてと言われる。
何かに警戒している感じでしたが、果たして・・・
 
そしてガロプラの遠征艇内で動きがあった。
どうやら日没に合わせて動くようだ。
ああ、迅が会わせたいと言う人物は・・・
 
201
時は修たちが焼き肉を食べに行った日に戻る。
 
ガロプラのネイバーは、
生身ならトリオン探知に掛からないことに気付き、
情報収集のために生身でミデンに向かうことに。
 
ラタとレギーの二人がミデンにやってきたが、
実はすぐに陽太郎が感知し、迅や林藤支部長を呼んでいたのだ。
 
迅はガロプラを放っておくと、
今後の予定に支障が出る可能性があったので、
接触する機会を探っていたのだ。
 
それは以前の襲撃で、民間人を狙わずに格納庫を狙ってきた事から、
ガロプラはミデンと全面戦争にはなりたくないのか?と感じていたから。
 
でもアフトクラトルとの板挟みで、
作戦に失敗したことで民間人を狙うようになると困る。
そんなわけでガロプラが手を引いてくれれば、
遠征を50日ほど遅らせるという取引を持ち掛けたのだ。
 
遠征を遅らせることで、妨害に成功したという事にすれば、
ガロプラもアフトクラトルに顔が立つ。
 
まあ、50日遅らせると言っているけど、
実際には予定通りの日程になるのだけど。
 
もちろん、ラタはすぐには信用しません。
条件が良すぎましたからね。
そこでこちらの事情を話す。
 
玉狛支部はできるだけそちらの世界と仲良くしたい。
そして条件が良すぎると言うなら、
ガロプラ以外のアフトクラトルの属国の情報が欲しいと、要求を増やす。
 
即答は無理なので、隊長の判断を仰ぎたいと言うラタ。
そして訊いておきたいことがあれば・・・と林藤支部長が言うので、
ラタは母(マザー)トリガーをどのようにして手に入れたか訊いていた。
 
ラタはここ数年でミデンのトリガー戦力が大きくなった事と、
格納庫の下にとても大きなトリオン反応があった事から、
ミデンが母トリガーを手に入れたのではないかと推測していたのだ。
 
林藤支部長は、この問いに素直に答えていましたね。
数年前に母トリガーを手に入れたと。
 
当時は三つの世界と同盟を結んでいて、
そのうちのアリステラという世界が戦いで滅んだ時、
密かに母トリガーを、当時まだ子供だった王女と
生まれたばかりの王子に継承させて、ミデンに逃がしたのだ。
 
今のボーダーはアリステラ王家が亡命した姿とも言える。
 
ここで200話との話が繋がりますね。
王女が瑠花、王子が陽太郎だ。
だから今のボーダーがあるのは二人のおかげと。
 
陽太郎のような子供が何故ボーダーに?と思っていたが、
まさかそんな重要人物だったとはー
納得がいく設定ですね。