漫画好きのひとり言

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ましろのおと (羅川真里茂) Track.104

ライブで失敗した舞。
ライブ後に謝罪していましたが、雪への態度は相変わらず。
わだかまりは残ったままだ。
 
その原因に元になった流絃は、
総一に言われるまで気付けなかった。
舞は神木流を継ぎたいのか!?
これで合点がいったでしょう。
 
流絃の妻・小百合は、元々朴念仁だが、
それにしても程があると呆れていましたね。
 
若い頃、小百合は両親から、
やること無いなら田沼家に入れと言われた。
 
田沼家は墓守が欲しいそうだ
今 田沼家に入って良いという男がいるから
その男と見合いしてこい、嫌だったら帰ってこい
 
遠い親戚の田沼家は津軽三味線神木流の家元。
その男は田沼のお母さんに気に入られていた。
 
その男が流絃(当時は源蔵)。
話を聞くと、三男だし、師匠が名をくれると言うし、
丁度女にやり逃げされたし(梅子のことでしょうね)
 
そんな話を聞いたが、小百合は離れられなくなるくらい源蔵を愛した。
子供が出来ないと分かると「お前がいればいい」
養子が欲しいと言うと「面白い」と源蔵は言った。
 
血の繋がりの無い人間が縁あって愛を育んでいるのが田沼だ
 
だからこそ 怖いのよ
 
田沼・・・神木流を継ぐのは誰でも良い事になりますよね。
小百合の不安は的中してしまうのでしょうか。
 
そして流絃はSTCのメンバーを田沼家に呼ぶ。
待っていたのは厳しい指導でしたね。(雪以外)
 
流絃でも特に言う事はないのか。
雪の技術は、ほぼ完成しているという事かな。
 
指導が終わった後、流絃はコンサートで
舞をフォローしてくれた事に感謝していましたね。
 
舞は親が謝るとかみっともないと言っていましたが、
そもそもの原因が自分にあったと流絃は言う。
きちんとさせなければ、同じ事が起きるだろうと。
 
梶や荒川の前で流絃は雪が自分の息子だと伝える。
そして、ここからは舞と雪、三人で話をしたいからと、
梶と荒川に席を外して貰えないかと言う。
 
三人だけになってから、流絃は舞に確認していましたね。
流絃の名を継ぎたいのかと。
当然、舞は頷く。
 
流絃は「流絃」という名の重さを説いていましたね。
流絃の名を襲名すると言う事は「名跡」を継ぐのでは無い
神木という「流派」を継ぐのだ
受け継いだ者が「流絃」という名前に価値を付けなければならない
次の代、三代目は人を惹き付ける力が無ければならない
そういう者を選ぼうと思っている
 
そう言われ、舞は自分には無理だ
と言っているように感じていた。
 
舞にそこまでの覚悟や考えがあるのか?と言っているのかな。
可愛いだけじゃ人は付いてこないだろうしなぁ・・・
 
神木流を束ねると言う事は
結果的に田沼家の当主になるということ
しかし こんな時代だ 田沼は継ぐ必要は無い
 
流絃は神木流を雪に継いで欲しいのかな。
でも田沼に入る必要は無いと言いたいのかも?
 
そして流絃は雪に「春暁」を聴かせて欲しいと頼む。
雪は断る理由もなかったのか、流絃の前で弾き始めましたね。
 
それはまさに「松吾郎の手」
流絃が弾くと真似になるが、雪は・・・
 
その音は別の部屋にいた小百合達にも届いていた。
上手すぎる 弟子の中では清流さんと並ぶかも
これで舞と同い年 総一の一つ下なんて・・・
 
源蔵は血の繋がりで評価をつける人ではない
だからこそ怖いのだ
 
一度だけ、梅子が赤子を抱いて田沼家に来たことがあった。
会わせて欲しいと言われたが、小百合は直感で拒絶した。
 
ダメよ
ダメ
 
そして春暁を弾き終えた雪の肩を抱く流絃。
(父として)誇らしくもあり
(奏者として)悔しくもある
 
わかっていた
雪は流絃にはならない
自分がなりたかった 松吾郎を凌駕する男になる
 
流絃は雪に言う
このたふらんけ(※馬鹿) 早ぐ 世さ出ろ
 
舞は自分の居場所がなくて、去ろうとしましたが、
ここで流絃は雪に席を外させ、舞と向き合った。
お父さんがどれだけお前を可愛いと思っているか喋るか
 
親子喧嘩に巻き込まれたのか?と思った雪。
でも流絃の前で弾いた春暁は、今までで一番弾きやすかった。
頭も心も凪いでいた
 
小百合は舞と流絃だけで話をしていると聞いて
ホッとしていましたね。
これでわだかまりが消えると良いなぁ。
 
そして映画制作中のアレクセイ。
もう少しで完成だが、迷いが生じているようだ。
 
ここは、もう一度本物を聴かせるべき。
エマはアレクセイを日本に連れて行くようですね。
これで映画完成となるか?