漫画好きのひとり言

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鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 外伝(原作:鬼滅の刃/吾峠呼世晴 漫画/平野稜二) 前編

鬼殺隊の隊士の誰かに恨みを持つ下弦の弐の鬼。
雄鶏のような不気味な眼、鶏冠のような不快な顔・・・
煉獄の事かなと思いますね。
 
そして甘露寺と稽古中の杏寿郎。
杏寿郎は甲、甘露寺は癸。
まだ柱ではありません。
 
相変わらず元気いっぱいに稽古をする杏寿郎ですが、
甘露寺はお腹が空いて、甘味休憩を要請。
しかし「あとたった千回だ! 頑張れ!」聞く耳を持たない。
 
そんな時に千寿郎がお菓子を作って持ってきてくれた。
甘露寺は稽古どころではないですね。
稽古を止めて千寿郎に飛びついていました。
 
千寿郎が薩摩芋の菓子もありますよ?と言うと、
杏寿郎も誘惑に負けたのか、休憩することに。
 
杏寿郎が甘露寺の師範として指導しているようで、
休憩中に甘露寺が隊士になったお祝いに羽織を贈っていました。
 
わずか半年で最終選別を突破するとは!凄い事だ!
これからは師弟ではなく仲間として共に歩み頑張っていこう!
 
涙ぐみ喜ぶ甘露寺
早速着てみることにしましたが、胸が開いていて・・・
 
なんだ その格好は!!
 
驚く杏寿郎。
そりゃそうですよね。
 
しかし隠の人が これが公式だって・・・
 
隠の人・・・ と思ったが、
公式と言われて杏寿郎も納得。
 
ちなみに甘露寺は用があって杏寿郎の元に来たらしい。
その話をしようとしたところに伝令が入る。
 
炎柱! 柱合会議に至急向かえ!!
 
杏寿郎は炎柱である父親に伝えるが、父親は拒否。
行きたければ、お前が行け
 
父親は完全に心が折れていましたね。
炎の呼吸も柱も 全て無駄な事だ!! 下らない!!
強い鬼に出会って敗北感でも味わったのでしょうか・・・
 
仕方なく、会議には杏寿郎が向かった。
当然のように不死川実弥が柱ではない杏寿郎がいると、
ツッコミを入れていましたね。
彼はこういう役割なのかな?
 
柱が足りないので、杏寿郎が炎柱になるなら歓迎すべきことですが、
その力量を量らないといけない。
 
杏寿郎に攻撃を仕掛ける実弥。
早く柱になれ! 駆けずり回って鬼を探せ!
柱の席は空きっぱなしだ お前はいつ来る? いつ座る?
さっさとしやがれ馬鹿野郎がァ!!

やり返してこい!と実弥は煽るが、杏寿郎は反撃しない。
それもそのはず“隊員同士の喧嘩は御法度”
その決まり守っているのだ。

しかも杏寿郎は言う。
俺は君を殴りたくない!
ツンケンしているが熱い心の持ち主と見た!
ありがとう頑張るよ!!

これぞ杏寿郎。
殴りかかってくる相手に感謝しちゃう。

でも実弥の攻撃は受けきったので、
他の柱もある程度は力がある事を認めたでしょう。
 
そして当主の産屋敷輝哉は語る。
杏寿郎の父親が担当していた地区に
十二鬼月の可能性が高い鬼がいるという情報が入った。
この討伐任務に当たって貰いたい。
 
柱になる為の条件の一つに「十二鬼月を倒す」がある。
つまり、この任務を果たせば、杏寿郎は炎柱として認めて貰える。
 
他の柱からは不安視されましたが、
輝哉は確信に近いものを感じていた。
杏寿郎は近いうちに鬼殺隊の運命を変えてくれる一人になると。
 
甘露寺も共に任務にあたったわけですが、
任務に入るときに子供とぶつかり、子供が泣いてしまった。
 
母親が怒り、甘露寺の容姿について、色々文句を言っていましたね。
杏寿郎が間に入って事なきを得ましたが、
甘露寺には容姿について苦い思い出があるようだ。
 
そんな時、突然爆発。
隊士達も混乱しましたが、杏寿郎は冷静だった。
この混乱に乗じて狙撃してきた者がいたのだ。
 
杏寿郎は狙撃場所を特定。
建物の屋上にいたので、すぐに向かっていった。
 
狙撃したのは鬼だ。
しかも眼には下弐とあった。
間違いなく十二鬼月だ。
 
そして、この十二鬼月は杏寿郎を知っていた。
杏寿郎は見覚えがなかったが、
それを伝えると逆上していましたね。
 
自らの頭を撃ち抜き、冷静さを取り戻す下弦の弐
忘れたなら思い出させてやると、
体の内側から銃を出現させ、攻撃を加える。
 
街中に時限爆弾を仕掛けてあり、
放ってくと被害が増えるばかりだ。
杏寿郎から冷静さを奪う作戦か。
 
しかも体から出てきたのは銃だけじゃない。
爆弾も出す事が出来るのだ。
爆弾の爆発に巻き込まれる杏寿郎。
 
かなりのダメージを受けたようだ。
下弦の弐は甘露寺に狙いをつけ、
彼女に杏寿郎への恨みを語る。
そして復讐のために甘露寺の人生は消費されると言う。
 
鬼殺隊に入ったお前の責任だ
惨めだなぁ
誰にも知られず 誰にも認められず・・・
 
甘露寺は鬼殺隊に入る前の自分を思い出していましたね。
彼女には相当辛い過去があるようだ。
 
しかし杏寿郎がいつまでも放っておく訳がない。
甘露寺を救出し「鬼から人を守る為に戦う それが鬼殺隊だ!」と言う。
 
心が折れた父親の背中を見ても
「どれだけ惨めだろうと 俺は俺の責務を全うする!」と叫ぶのだ。
 
杏寿郎は甘露寺達に爆弾を探させ、
自分だけで下弦の弐を倒す気のようだ。
 
それは亡くなった母からの教え。
 
炎柱の雅号は煉獄家の誇り
心に炎を宿すのです
悪鬼を燃やし尽くし 人を優しく照らし出す
心に太陽のような炎を宿した 炎柱になるのです
 
下弦の弐が自分に固執しているなら、
その怨恨ごと切り伏せるのみ!
 
実に杏寿郎らしいエピソード満載で面白かったですね。
これは後編も楽しみです。