漫画好きのひとり言

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絢爛たるグランドセーヌ (Cuvie) Scène.086

キーラが創作した振付を見て、奏は感心するばかり。
作品にピッタリで踊りやすく、音楽のチョイスも良い。
 
キーラを尊敬するとともに、振付家に興味を持った奏。
著名な振付家の自伝や伝記を読んでみることに。
 
とても図書室で読むだけでは時間が足りないので
借りて自室に持って行った奏。
 
キーラが奏の持っている本に気付きましたね。
振付家の本を読んでどうするつもりなのか、気になったかも。
 
プロの振付家にキーラの作品を見て貰っていましたが、
なかなかの高評価。
 
考えてみればロイヤル・オペラ・ハウスの常任振付家に、
自分の振付を評価して貰える
これって凄い事ですよね。
 
それに気付いた奏。
振付家ではなくダンサーになりたいという気持ちは揺るがないが、
振付の技術、手法を学べば、振付家の意図を深く理解できて、
役作りや踊りそのものの精度がきっと変わってくる。
 
奏は、こんなチャンスを見逃して良いのか?と思っていましたね。
そう、自分も振付を創作して、評価して貰いたい。
 
グループの踊りは無理だからソロの作品、
自分用に作ってみたくなった。
 
その事を皆に話すと、キーラが反対してきた。
自分の作品に集中して欲しい。
私より良いもの作れるの?
 
奏はキーラより良い作品を作るのは難しいと分かっていた。
それをキーラに伝えると、キーラは驚いた顔をしていましたね。
それなら余計に私の作品に集中して欲しい。
 
奏は私のダンサーなんでしょ!?
 
さすがに周囲が引く発言。
「私の」はちょっと傲慢と指摘され、冷静になったのか、
キーラは一人になりたいと言って離れていった。
 
キーラとやっと仲良くなれたと思ったのに・・・
振付家を、キーラを、理解したいだけ
競う気は全然ないのだ
 
それだけでも伝えたかったが、
そんな時、奏のスマホにメッセージが入る。
 
アンドレアからだ。
一体、どんな話があるのでしょうね。