漫画好きのひとり言

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ノラガミ (あだちとか) 90-2話

雪音に刺された夜卜。
しかし最後に躊躇いがあったのか、震えていた為、
夜卜の身体に大きなダメージはなかったようだ。
それよりも心へのダメージが大きいでしょうね。
 
「主を手にかけるのは怖かったんだよ」と兆麻は言うが、
夜卜は「それは違う」と思っていた。
 
雪音には夜卜が父親に見えていたから震えていたのだ。
だから雪音には手を上げたくなかったのに・・・!
 
兆麻も雪音との一戦での事を振り返り、気に病んでいましたね。
自分だってヴィーナが盾に取られたら斬れる訳がないのに、
なにが剣を取れ!だ なにが盾だ・・・
僕は本当に卑怯者だ・・・!!
 
そんな時、妖に憑かれている人間を見つける。
夜卜は兆麻を呼び、その妖を祓う。
 
兆麻の言うとおり雪音は盾だ
後ろに隠れているヤツのな
 
人間に背後に憑いている妖を斬りながら・・・
それなら後ろに隠れているヤツだけ狙う
そう、親父だけ狙うんだ・・・!
 
夜卜は何とか父親だけ斬るつもりでしょう。
不利な戦いになるが、雪音は斬らないで戦いたい。
 
後悔していた兆麻も、もう無理なことは言わないでしょうね。
覚悟を決めた二人。
さあ、術者と決着を付けよう。
 
その頃、雪音は父親の住んでいた場所へ。
既にアパートの名前が変わっていたが、
この周辺に住んでいるかもしれない。
 
近くの飲み屋に入ると、そこで子供を虐待する親を見かけた。
その時、雪音は記憶が蘇ってきた。
それは姉に庇ってもらった時の事。
姉は自分に優しかった・・・
 
そして雪音は、親子のやり取りを不快に思っていた店員や客を使い、
その父親をぶっ飛ばす。
 
魔を刺したのではない?
皆の顔は晴れやかだ。
 
ここで雪音は気付いた。
本当は皆、助けたい。
勇気が無いだけなんだ
 
人は善だ
天罰は神が下すんじゃない
人が人に下すものなんだね・・・!
 
神の代わりに天罰を下す!
 
術者は何も言いませんでしたね。
人の負の部分をどんどん見せて、
人を憎むように仕向けるつもりでしょうか。