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六道の悪女たち (中村勇志) 216話

六道がダメージを受ける度に乱奈のボルテージが上がっていく。
野獣が解放される時は近いのだろうか。
 
そして飯沼もヒューマに圧倒され始めた。
ボコボコだ。
 
大佐は危険な状況にあることが分かっていたが、
為す術がなかった。
 
しかし圧倒していたヒューマが後退りする。
何か危険を察知したようだ。
飯沼がムエタイの構えを!?
 
飯沼もヒューマのように学ぶつもりか。
しかし、ヒューマは自分のように学べる訳がないと思っていましたね。
 
ヒューマは呼吸や表情、言葉遣いまで全て真似て
対象の人間になりきるのだ。
そんな芸当、飯沼には無理だろうと。
 
確かに飯沼には、そういう芸当は無理でしょう。
しかし飯沼は別の方法で学ぶのだ。
 
そして飯沼は気が付いた。
ヒューマのやっていることは、所詮ものまね。
 
ヒューマは失敗や喧嘩で負けた事がない。
しかし人間は失敗から学ぶのだ。
 
飯沼は負けたり過ちを犯したり、
負けた人間を見て学んできた。
良い所だけ拾って真似をしているヒューマは薄っぺらいのだ。
 
御託を並べるなとヒューマは反撃してきたが、
もう飯沼は倒れない。
仮に倒れても必ず立ち上がる。
 
それもある男(六道)から散々学んできたのだ。
それは何かというと「気合いと根性」
 
これを学んでいないヒューマは薄っぺらい。
そう言われて、ヒューマは自分の周りに憑いていた
人間が消えていくのを感じた。
 
そして逆に飯沼の周りに憑いている人間に気付く。
その存在感の強さ!
これが学ぶと言う事なのだ。
 
実に王道展開! スカッとしたぜ。