ボールルームへようこそ （竹内友） Heat56

多々良の周りを彷徨いている男子学生の名は室井。
どうやら中学時代に多々良を虐めていた
男子グループの一人だったようだ。
 
小松という、同じく多々良を虐めていた男子に
声を掛けられた事で判明。
 
でも小松は千夏と一緒に居た多々良を見ても、
誰だか分からなかったようだ。
 
あの頃は「何もねえのな」と多々良をバカにしていたが、
今では立場が逆転しているように室井は感じたのでしょう。
 
室井は今更 小松が多々良に絡んでも困るので、
室井はあえて多々良を「知らない奴だよ」と言っていました。
 
その頃の多々良は千夏とダンス雑誌の取材を受けていました。
先日の都民大会の写真を見せて貰い、
千夏はテンションを上げていましたね。
 
そしてプロカメラマンの撮影とか、
踏み込んだ質問とかされて、多々良は戸惑い中。
（千夏は割と普通に答えていました）
 
二人に質問をしていた副編集長は、
どうして二人が優勝できたのか、
それが気になって此処に来ているので、
踏み込んだ質問がしたかったのでしょう。
 
でもそれはマリサに止められた。
まあマリサ自身、二人が優勝するとは思っていなかったのだが。
 
そして副編集長だけではなく、
多々良達にも聞こえるようにマリサは言う。
 
気になるなら再来週　見極めればいいじゃない
9月15日のグランプリin仙台で
 
マリサは約束を守ったのだ。
A級戦で優勝出来たらグランプリの出場を許可すると。
 
そして、こうも言った。
気楽に楽しんでらっしゃいな！
一次落ちしたって怒らないから
 
全く期待されていないわけですが、
それもそのはず。
 
今年の仙台のレベルはかなり高いのだ。
しかも清春達も出る。
 
これを聞いて、多々良がテンションを上げないわけがない。
ついに同じ舞台に立つことが出来る！
憧れた人（雫）に近付くことが出来るのだ。
 
間に合った！！
 
参加するだけのつもりはないでしょう。
二人に勝ってこそ意味がある。
頑張れ多々良！