漫画好きのひとり言

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ノラガミ (あだちとか) 91話

使い古した制服、小学時代も中古のランドセルだったと、
電車の中で周りの人に聞こえるような声で、
目の前のクラスメイトを嘲笑する女の子達がいた。
 
あいつ隠しているけど毒親ってバレバレだよね~
 
大概、周りの人は嫌な気分になりながらも、
見て見ぬフリをするものですが、何故か電車の中の人は違った。
男性が立ち上がり、女の子たちに声を掛ける。
 
君達の方がよっぽど恥ずかしいよ
親の顔が見たいね
 
慌てて電車から出ていく女の子たち。
そして隣のお婆さんはソーイングセットを取り出し、
スカートを繕うという。
お姉さんはカフェに行こうかと誘ってきた。
 
善の輪が拡がっていた。
家庭内暴力で荒れる家に、周囲の人が親を問い詰める。
夜なのに一人で外に出ている子供に声を掛けるコンビニの店員。
 
皆、ずっと前から気付いていたのに、勇気が出せなかった。
でも、何かが背中を押したのだ。
 
それは莠(雪音)の力。
善網と言っていましたね。
この網をばらまけば父親を捕まえられる。
きっと、あの男はこの網から逃れられない。
 
その頃、倒れたひよりを心配するハル(雪音)の姉・ユカ。
ノラはユカにハルの子供ではないと伝え、ハルの手紙を渡す。
 
この手紙を読んで、ユカがどう思うのか気になったのでしょう。
ユカは手紙の中身を読まず、
手紙を書いてくれていた事に感動していましたね。
 
ノラはハルと どういう関係だったのか語っていた。
勉強を教えてくれたり、遊んだり・・・
ユカは教師か何かになったのだと思ったでしょうね。
 
でもノラは「無職よ」と伝える。
ハル勉強頑張っていたから・・・
 
ここで子供の頃の話を始めたユカ。
父親は厳しかった。
奨学金で大学へ行け
あいつらを見返してやれ 負けたら殺す
 
誰に勝てと言っていたのだろうか。
そして父親は暴力を振った。
でも母はそれが当たり前みたいな顔をして
いつもニコニコ笑っていた
 
母は家事も仕事もこなす 凄い人だった
母は強い 私達もそうでなくてはと、頑張った
 
でもそれがおかしいと気が付いた時、
何かが崩れてユカは自殺をしようとした。
 
ハルがそれを止め、未来に逃げようと言った。
変な言葉だったが、元々死ぬ気だったから懸けてみようと思った。
母と離婚してと、父に迫ったのだ
 
父は殴ってきた。
でも判子を押していたという事は、
母も離婚したいと思っているという事。
 
問い詰められて、母は娘に言われたから・・・と言う。
離婚しなくても良い雰囲気だったのだが、
父はもう聞く耳を持たなかった。
離婚してやる代わりに、子供をどちらか置いていけと。
 
ジャンケンで勝った方が残る事にして、ハルが勝った。
「待って」と言ったが、ハルは「俺が残るね」と。
 
お姉ちゃんなのに代わってあげられなかった・・・
 
ずっと後悔しているのでしょうね。
その声は眠っているひよりにも届いていた。
悲しい思いをずっと背負っているのだ。
 
全ては馬鹿な父親のせい。
ハルもユカも悪くないのに・・・
 
その頃、目を覚ました毘沙門は、
呼んでも兆麻が来ないので、囷巴を呼び出していた。
毘沙門が目覚めた事を知り、大喜びの囷巴。
 
術師の事を聞かれたが、
もうそんなもの どうでもいいではないですか
と言って、話題を逸らす囷巴。
 
もう此岸は年末です
明日は大祓ですが 今年はサボりましょう
妖の大掃除は他の神々に任せて・・・
 
大祓と言えば、夜卜が天から与えられた猶予。
もはや時間がない。
夜卜、大丈夫なのか!?