漫画好きのひとり言

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スーサイドガール (中山敦支) 9話

ハーピーの雛にメランと名付け、飼う事にした星。
何か起こしたら全責任を取る覚悟をしていたが、
メランはフォビアとスーサイドガールを繋ぐ
架け橋の予感もしていた。
 
スーサイドガールになって、すっかり明るくなった星。
学校でも評判が良くなっていたが、
それを気にくわない者もいるもので・・・
 
みすずという女子が絡んできました。
どういう心境の変化?と問われ、星は正直に答えていました。
「好きな人の為に生きようと思ったの」
 
その言葉に衝撃を受けたみすず。
実は彼女も由紀夫という幼馴染みの男子に片思い中なのだ。
だから好きな人というのが誰なのか気になったのでしょう。
 
由紀夫ではないと知って、みすずはホッとしたが、
その代わり星の切ない思いを知って、
すっかり仲良くなっていました。
 
そしてみすずが、このままこの想いを秘めたまま
別れよう(卒業をしよう)と言うので、
星は「今 告ろっ」と驚く提案をする。
 
大切な人は いつ いなくなるか わからない
したい事があるのに それを我慢して生きるのは
ゆるやかな自殺だよっ
 
大切な人を亡くしている星の言葉には説得力がありますよね。
でも、ここでメランが騒ぎ出す。
 
メランが瞳で指し示す方向を見ると、
そこにはみすずが慕う由紀夫の姿があった。
登校時から様子がおかしかったが、自殺を考えていたのか・・・
 
しかし、その表情は明らかにフォビアに取り憑かれていた。
スーサイドガールに変身した星は由紀夫を助け、
そして由紀夫から出てきたフォビアを退治する。
 
メランはフォビアの存在を感知して教えてくれたのだ。
何と役に立つフォビアなのだろう。
 
由紀夫は自殺の動機を語っていましたね。
一番になれない人生はつまらないから
終わりにした方が・・・と嘆く。
 
「うっさい!! ずっと前から お前はウチの一番なんだよッ!!!」
みすずが告ったー!
由紀夫はビックリしていましたね。
 
でも、これで由紀夫もおかしな事は考えないでしょう。
こうして二人を救った星。
 
仲睦まじい二人を見て、自分と太陽の姿を重ね、
人知れず涙するのでした。