漫画好きのひとり言

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絢爛たるグランドセーヌ (Cuvie) Scène.088

外出中の奏達。
オペラハウスに入っていく人達の中に子供を見つけ、
子供の頃から、こんな一流の劇場で
凄いモノを見られて良いなと思っていました。
 
そこで気付いた。
私は見せる方なんじゃん!
 
自分が踊る理由は「自分が楽しいから」だけど、
劇場に来た子供達が、帰り道も笑顔にさせたいとも思った。
こういう所が奏の良い所ですよね。
周囲をしっかり見て、自分の成長の糧にする。
 
そして「くるみ」のリハーサル。
プロの人も参加するようになり、一気にリハが引き締まる。
 
プロと一緒の舞台というと、
怪我で参加出来なかった時の事を思い出す。
あの時の作品は「眠れる森の美女」。
同じチャイコフスキー作品だ。
 
でも描かれている時代が違う。
設定する時代が異なるのだ。
 
そういえば座学で「歴史や美術を学び
より深い理解で役を演じたり 作品を創る糧にしたりしてください」
と言われたことを思い出す。
 
クリスマスと言っても、国によって違う事を感じた奏。
キーラも同意のようですが、話が盛り上がる前に奏の出番。
キーラはちょっと残念そうでもあり、
盛り上がってしまった自分が恥ずかしそうでもありましたね。
 
そしてネズミの被り物をして踊る奏。
視界が悪く、動きがぎこちなくなってしまうが、それは皆同じ。
 
そんな中、ファースト・ソリストのシュタイナーが、
ネズミの集団を引っ張ってくれた。
さすがトップクラスのダンサーです。
 
しかし奏も負けていなかった。
観ている者が奏の動きに惹かれていたのだ。
これは良いアピールになったでしょう。
 
出番が終わった奏は、一緒に踊っていたズーイに、
シュタイナーに引っ張られた、凄かったと言う。
そして・・・
 
「気負わなくても自然と人を引っ張っていけるのが
スターなのかもしれないね」 とズーイに言っていましたが、
言われたズーイは妙な反応を示していた。
 
「なんでもないです」と奏には言ったものの、その反応からして、
自分は奏に引っ張られたと言いたかったのかも。
 
その後、さくらに電話をした奏。
どうやらさくらはシンデレラを演じるらしい。
 
シンデレラのイメージがないから、
どう演じるのか興味があるという奏。
そう言われたとき、さくらはギクッとなっていましたね。
 
そして友達の作品でメインを踊ると言う奏に、
奏は出品しなかったのかと訊いていました。
 
出品しなかったと言う奏に、
何にでも首を突っ込むのに意外だと言うと、
競争しなくても学べることはあると答えてきた。
 
そんな奏を甘いと思うさくら。
競争世界のロイヤルで足元すくわれずに
やっていけているのは奇跡とまで思っていました。
 
どうやら さくらは壁にぶち当たっていたようですね。
シンデレラを演じるのは良いが、
そのアレンジが納得出来ていない様子。
 
さくらは上手く演じることが出来るのでしょうか。