漫画好きのひとり言

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六道の悪女たち (中村勇志) 222話

沙知子の「女子トークしようじゃない」という提案に、
「いい」と言いながら拳で返す乱奈。
戦闘モードに入った乱奈は、当然そんな話に付き合う気がない。
 
しかし、今のところは優位に立っている沙知子。
「お母さんの言うことは・・・ちゃんと聞きなさい!!」と、
乱奈を蹴り倒す。
 
立ち上がろうとしていた乱奈に、
「あんたも不思議に思っているんじゃない?
どうして今まで あんな男に夢中になっていたのか」
 
そう言われて乱奈も思う所があったようだ。
(というか、完全に術は解けてしまっているのだな)
 
その理由を教えると言うのだ。
もちろん戦いは続ける。
死ぬまでやってもいい。
でもその前に話を聞いても損はないだろうと乱奈に言う。
 
それにしても場所まで変えるとはねぇ。
女子トークと言えばカフェでするものかもしれませんが、
見た目から女組長とスケバンの二人が恋バナをしているのだ。
シュール極まりないでしょう。
 
まずは自分のことを語り出す沙知子。
とにかく男運だけはなかったと言うのだ。
 
若いうちに真っ当なイイ男と出会っていれば
人生変わっていたかもしれないわねぇ
 
六道桃助 いい男よねぇ
私がもらっていいかしら
 
沙知子がそう言うと、乱奈は動きを止めて沙知子を睨む。
術は解けたはずなのに、六道の事が気になるのか?
 
沙知子もそれに気付いて指摘したが、
乱奈は「別に」と気のないふりをする。
 
本当は沙知代と結ばれて欲しかったが、
約束しちゃったから あなた(乱奈)を止めるって
 
乱奈 貴女は恋をしていたの
六道桃助に恋をしていたのよ
 
今までの自分を思い出して欲しい
人を好きになるというのは暴力よりもずっと刺激的
 
恋をした瞬間に 全く別の景色に見える
世界が変わる
人を愛する気持ちは世界すら変える力がある
 
乱奈も変われる 今ならまだ間に合う
六道桃助しかいない
六道桃助だけが乱奈の未来を照らす唯一の光
だからもう一度 六道に会って話をしなさい
 
乱奈の手を握り、そう伝えた沙知子。
 
乱奈はその手を振り払い、「うるせぇ」と沙知子を睨む。
説得は失敗だったのか?
 
そんなわけで戦闘再開。
本気でやり合おうと言う沙知子ですが、
その前に最後のメッセージを乱奈に伝えていた。
 
この戦いが終わったら
私を痛めつけるのと亞森高校で過ごした日々
どっちが楽しかったか よく考えて
 
やはり最後は乱奈の勝利だった。
しかし沙知子の言葉は乱奈に届いたはず。
果たして乱奈が向かう先は・・・