漫画好きのひとり言

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夢見が丘ワンダーランド (増田英二) 7話

一向に恩返しする動きを見せないターニャ。
たかしはただの穀潰しと化しているターニャに不満を持つものの、
恩返ししたら側にいる理由がなくなるから・・・と言われると、
これ以上、踏み込んだ会話は出来ない。
たかしも今の生活を悪くないと思っているのでしょうね。
 
ターニャも恩返ししたいという感情だけで、
ここにいる訳ではないでしょう。
でも素直に言えないから、「住む家無くなっちゃう」と誤魔化すのだ。
 
ちょろいたかし様が、いつどこで悪い女に騙されるかわかったものではない。
だからずっと側で見ていてあげると言うターニャ。
 
たかし様の側にいてあげようなんて物好き 私以外に・・・
 
ここで玄関のチャイムが鳴る。
訪問者だ。
 
それは隣に住む乙姫たるとさん。
作った食事のお裾分けに来たのだ。
 
彼女は砂浜で子供達に虐められていたウミガメ。
恩返しにやって来て、それを実行しているのだ。
 
とにかく料理上手のたると。
たかしと料理の話で盛り上がっています。
 
それが面白くないのはターニャ。
思わぬライバルの出現で、料理対決を申し込んでいました。
審査員にいつの間にか卯月さんが交じっていて笑った。
 
何か美味しそうな物を食べさせてくれそうな気配を感じたとか何とか。
どんな超能力者だよ。
 
たるとの料理の腕は知っているが、ターニャは未知数。
いや、ターニャもたかしの家に来て、何もしていない訳ではなかった。
そう、野鳥の会を開いていたのだ!
 
一見、料理とは関係ないのでは・・・と思う所ですが、
クジャクから教わった究極のカレーを作ると宣言。
 
これは期待出来ると思ったのは一瞬。
クジャクですからね。
彩りにこだわるのは分かるが、
カラフルなカレーが美味しいわけがない。
 
仕舞いには「ツルに料理なんて出来るわけないじゃないですか!」
開き直る始末。
 
言い出したのはターニャなのにね。
そこを問い詰めると・・・
「だって たるとさんとあんなに楽しそうに 毎日毎日 料理の話ばっかりして・・・
私だって あんな風にっ たかし様にあんな顔させてみたいんですよっ!!」
 
そう言って外に飛び出すターニャ。
たかしが追おうとすると、たるとが制して 自分が説得に行くと言う。
互いに恩を受けた者同士ですからね。
 
たるとは恩を返すために必死に料理の練習をした。
残された時間がどれだけあるか分からないから、
精一杯恩返ししているのだ。
 
そしてそれはターニャも同じだった。
残された時間がどれだけあるか分からないから、
出来る限りたかしと一緒に居るのだ。
 
それなら帰って、一緒に温かいご飯を食べましょう。
 
そしてたかしもたるとから言われていましたね。
ツルであるターニャは翼が腕になっているわけで、
その腕を人間のようには上手く扱えないのだ。
だから恩返ししなかったのではなく、出来なかったのだと。
 
そう言われると、思い当たるところがあったでしょう。
それなら、これからは一緒に料理を作っていけば良い。
 
不味いカレー一緒に作ろうよ
そんで一緒にがっかりしよう
 
こうして皆で作ったカレー。
早速食べてみると・・・
 
本当にクソまずいですね このカレー
 
やはりカラフルなカレーがベースなので、
リカバリー出来なかったか・・・
 
今回は失敗したが、次こそはと気合いを入れるターニャ。
たかしも「次は1回レシピ通りに・・・」と言うが、
その口元にご飯粒。
 
それにターニャが気付きましたが、
普通なら手で取ってあげるところを、ツルの癖が抜けず、
くちばしで・・・
 
ご馳走様でした!!
 
なんだかんだ言って、上手くやっているみたいだね。
いつまでも続け、この関係。