漫画好きのひとり言

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六道の悪女たち (中村勇志) 229話

皆で花見に行った。
学校で、その時に撮った写真を見た。
皆は楽しそうに、その時の事を語っている。
 
夏は海に行こう
焼き芋をやりたい
夏も秋も楽しみだ
 
でも心から楽しめない。
ママを犠牲にしてまで得た学校生活。
今でも自分だけ助かって本当に良かったのか考えてしまう。
 
だから毎日学校が辛い
楽しいのに辛い
 
そんな未来を沙知代は見た。
 
連行されていく沙知子。
娘の居場所を訊かれるが、無駄だと沙知子は言う。
娘が悪事を働いた証拠は何一つないと。
 
悔しがる伊賀月刑事を尻目にパトカーに乗る沙知子。
ママ・・・
その声に沙知子が振り向くと、沙知代が抱きついてきた。
 
ママ一人を犠牲にするなんてできない!!
私だけこのまま・・・
楽しい学園生活なんて送れない!!
 
沙知代は大粒の涙を流し沙知子に抱きついていた。
 
沙知子は心を鬼にしてお前は組織と何の関係もない
沙知代を突き放すが、それでも沙知代は諦めない。
 
一緒に行くと言うのだ。
 
沙知子は何の為にここまで・・・と沙知代に言うが、
沙知代も引かない。
 
未来を見た でも幸せじゃなかった
罪を償わなければ幸せになれない
 
一生に一度の青春がなくなってしまうと母に言われても、
それでも沙知代は・・・
 
私 更生したいの・・・!!
更生するって・・・ こういうことだよ
 
沙知子の負けですね。
ごめんね ちよ!!
こんなお母さんで・・・!!
ごめんね ちよぉ!!
 
抱き締め合う親子。
沙知代に手錠は要らないでしょう。
未成年で、しかも自首してきたのだ。
罪は軽くなる。
 
連れて行かれる沙知代に、六道達が声を掛ける。
待ってるよ ちよさん!!
絶対戻ってこい バカヤロー!!
必ず・・・ 一緒に卒業しようね・・・・!! ちよさん
 
パトカーに乗った沙知代は、もう未来予知はしないと誓う。
もう怖くない やっとわかったの
本当に大切なものは目に見えないって