漫画好きのひとり言

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俺のキスで世界が変わるなら (紺條夏生) 7話 【隔月連載】

意識を取り戻すとベッドの上。
そして土田に迫られていた。
 
抵抗すると、頬に雫が落ちてきた。
涙? 泣かれてしまっては、もう仕方がない。
 
別に男に抱かれるくらいで 世界が終わるわけじゃない
 
覚悟した蜂谷。
そしてまた眠りに落ちていく。
 
再び目覚めると隣のベッドで土田が寝ていた。
そしてヤられていない事も確認。
 
しかし土田が買ってきたモノを確認すると、
ヤる気満々だったことも分かった。
じゃあ何故・・・?
 
ホテルの冷蔵庫に入っていたアルコールを呑んでいると
土田が声を掛けてきた。
土田も目覚めたようだ。
 
年齢の話になり、土田は28になると言う。
蜂谷は28の時の事を思い出していた。
 
同期だった恋人に先に出世され、
それを妬んで「俺と仕事 どっち取るの?」なんて訊いてしまった。
 
恋人が愛想を尽かすのは当然でしょう。
嫉妬心と独占欲で何もかもダメにした
 
7年も前の 今や ただの記憶が
蒼馬のせいで 喉の奥をひりつかせている
 
昨夜の蒼馬が眩しすぎて、
自分はちっぽけな存在なのだと自覚させられる。
 
落ち込む蜂谷ですが、
それをカメラで撮る土田は「綺麗だ」と言う。
 
それなら何故、ヤらなかった?
その疑問を土田にぶつける。
 
ヤりたい一心で20kg近い機材と蜂谷をホテルに運び、
コンビニへ行って色々買い込み、
いざヤろうとしたら汗だくすぎたのでシャワー浴びていたら
我慢出来なくて一発に抜いたら力尽きました
 
うわ・・・ そういう事か。
しかも涙じゃなくて汗かよー
蜂谷も笑ってしまいましたね。
 
そして泣くほどならヤらせようと覚悟した事まで言ってしまう。
 
おかげで土田は後悔しまくり。
でも蜂谷は会社の人間には手を出さないと決めているとも伝えた。
 
土田は蜂谷が蒼馬から貰ったお守りを
大事に持っているのに傷付いていた。
そして蜂谷に蒼馬と付き合うのか訊いていた。
 
蜂谷は付き合わない仕事に集中すると言っていた。
ロクに結果を出せずにいるのだ。
真剣にヤバいと思っているのでしょうね。
 
そう言われては土田も付き合うのは諦めるしかないが、
今だけ、一度だけ抱かせて欲しいと言う。
 
ここで蜂谷は土田を試しましたね。
「俺と仕事 どっち取る?」
 
土田は仕事を取ると言う。
現実が見えていたか。
 
まあ、仕事を取らないと蜂谷の側にいられないからね。
そして最後に抱き締めて欲しいと願う土田。
 
あの頃の自分より大人の土田に感動したこともあって、
土田の要望に応える蜂谷。
 
ハグくらい いつでもしてやるよ
 
今夜の自分はどうかしていると思いながらも
土田を抱き締める蜂谷。
 
ずっと こうやって 抱き締めてみたかったんです
 
そんな事を言われたら切なくなってしまう。
ごめんな 土田 ありがとな 好きになってくれて・・・
 
土田が蜂谷を強く抱き締める。
そして耳を責める。
感じてしまう蜂谷。
 
諦めたのではないのか?
「最後に」って言ったのに・・・
 
どうやら騙したらしい。
酩酊状態で抵抗できなかったという体で・・・と言う土田。
 
どうか受け止めて・・・ 俺を・・・ 感じてください 蜂谷さん
 
コイツ、ヤる気満々じゃねーか!!
大ピンチの蜂谷。
もう諦めるしかない?