漫画好きのひとり言

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ヴァンピアーズ (アキリ) 23話

一花の祖母が眠る墓を前にして、アリアは・・・
 
不死殺しの剣を用い 八柱の鬼を討った
神官の伝説があると言う村にやって来たアリア。
 
その日、アリアは三つ間違えた事がある
 
誰かの葬儀を目にしたアリア。
車を止めさせ、辺りを散策していると歌が聞こえてきた。
 
その一
懐かしい歌を無視できなかった事
 
歌声がする方に向かうと、
腰まで池に使っている少女を見つけた。
 
少女もアリアに気付き、「別嬪さんやなぁ!!」と声を掛けてきた。
まだ寒い時期に何故、池に入っていたのか?
アリアは気になったでしょう。
 
それは入水者の気持ちを知るため
つべたいし、こわいし、なんや涙がでてきて、前によう進めんかった
なんで人は自ら死んでしまえるんやろな
 
その問いにアリアは「救いだからだろう」と答える。
「死は生の治癒だから」
 
その言葉に少女は「うちらは皆 闘病中ちゅうわけやな」と応える。
面白いが腑に落ちない 死んだらお仕舞い
治った先がない 救われない
 
少女の反論にアリアは返す言葉がなかった。
「あー・・・ かもな」
「なんや それ」
「むずかしいことは よくわからん・・・」
「あんたが先に言うたんやん・・・・」
 
しかし少女は「可笑し」と笑った。
 
その後、少女はアリアの目的を聞いたのでしょうね。
「人捜しなら力になれるかもしれん 難儀なら訪ねといで」
 
ここで別れる事は出来た。
しかしアリアは二つ目の間違いをした。
歌声の主に関心を持ってしまったのだ。
 
アリアは少女の家に泊まらせて貰う事にした。
 
少女の名は千代と言った。
千代の祖母は難色を示したが、アリアの力で従わせた。
 
ちょうど祭の時期だったので、千代とアリアは神社に向かった。
そこで千代はクラスメイトと遭遇。
アリアと楽しそうにしているところを見られ、
通りすがりに「楽しげやねぇ 幼馴染みが死んだぁいうのに
あのしゃ しりが軽いけえ・・・」と聞こえるような声で笑う。
 
千代はアリアに死んだ幼馴染みの事を話し始める。
千代は父の都合で長い間京都にいたせいで、
クラスに馴染めなかった。
そんな中で昔と同じように付き合ってくれたのは一人だけ。
 
千代の家は裕福だし、しかも千代は器量が良い。
だから千代は恵まれているとよく言われるのだ。
 
でも本当に欲しいものは手に入らない
何が欲しいのか?
 
入水者は幼馴染みだった。
彼女が好きだった教師が、今度結婚する。
それを聞いた時、その幼馴染みは笑っていた。
 
気付いてあげられなかった
好きだったのに・・・
 
千代は幼馴染みの女の子に恋していたのだ。
 
死んでしまいたい・・・
 
そう言う千代をアリアは後ろから抱きかかえる。
「じゃあ 死ぬか」
 
アリアは階段の上で千代を抱き上げる。
これは怖い。
死にたくない!!と叫ぶ千代。
 
アリアが降ろすと冗談が過ぎると千代が怒るので、
アリアも怒った。
 
いずれ死ねるくせに 死んだだ 死にたいだ
軽々しく死にたいとか言うな
殺すぞ
 
軽々しく・・・と言われ、千代も怒る。
軽々しくない
本当に好きだった
人の心を勝手に決めつけないで
 
千代だけじゃない
それを聞いたアリアも泣いていた
 
そして三つ目の間違いをした
 
お参りして帰ろうと言うが、
結界が張ってあってアリアは入れなかった。
 
千代の家に戻ると、千代はアリアの持ち物に興味を持つ。
楽器のケースだと思って開くと、それは宝剣。
しかも千代が手にすると光を放ったのだ。
 
千代は宝剣の使い手?
 
後編に続く!