漫画好きのひとり言

今までありがとうございました!

スーサイドガール (中山敦支) 12話

巨大なフォビアだと思って戦っていたが、手応えがない。
そう、小さなフォビアが分身して群れを成しているだけ。
群れの中に潜む本体を倒さないとキリがないのだ。
 
あの物量とスピードの中から本体を捕まえるには集中力が要る。
星だけだったら苦戦したでしょうね。
でも今は満天が背後を守ってくれる。
 
見事に本体を捕らえて吊す星。
断末魔法 心中 ツイントゥインクルスラッシュ
 
こうして夕空を苦しめたフォビアを倒した星と満天。
夕空の元に駆け寄ると、彼女は無事だった。
変身していたおかげで自殺装束を焼かれただけだったのだ。
 
ホッとする星。
すると背後から「よかったっちねぇ」と声が掛けられた。
いつの間にか幼女がいた。
 
その幼女は岬の先端まで行くと、突如飛び降りる。
慌てて星が駆け寄ると、
幼女は先ほど倒したフォビアの上に立ち、こう言った。
「不甲斐ないっちねぇ 水蛭子岬のフォビアちゃん
「お前はまだまだ やれる子っち」
そう言いながら幼女は自分の血をフォビアに垂らす。
 
すると、あっと言う間に力を増し、
水蛭子岬のフォビアは星と満天を貫いていた。
何と言う進化ぶり!
 
幼女という姿に惑わされてしまうが、
この子はメガロフォビアの一人ですよね。
 
そして進化した水蛭子岬のフォビアは、
意識を取り戻した夕空に語りかける。
 
小さかった夕空が立派になったと。
そしてあの日(親が自殺した日)の事を話し始める。
夕空のトラウマを抉り始めたのだ。
「お前は愛されてなかったなぁ」
 
違う、愛されていたから両親は懸命に
夕空だけは生き延びて貰おうと車外に放り出したのだ。
 
それが星には分かっていた。
だから怒った。
これ以上、フォビアの好き勝手に言わせない。
 
今日まで夕空ちゃんがどれだけ苦しんで生きてきたと思ってんだ
どれだけ頑張って生きてきたと思ってんだ
夕空ちゃんの夜は ここであたしが終わらせる!!!!
 
さあ星、スカッとさせてくれ!