漫画好きのひとり言

今までありがとうございました!

ましろのおと (羅川真里茂) Track.108

「春暁」を弾ぎたい 今 じっちゃの音が戻ってくる
「戻る」? いや 違う
これは この感覚は
 
雪の音がさらに増えていく。
それを聴いてSTCのメンバーは、
この音に自分達が融合して良いのか?
と思いながらも演奏を続ける。
 
そぎ落どした音 今だば弾げる
今 弾げる
 
多重奏 それはまるで歓喜の歌
 
春暁を聴いている者には
松吾郎の“暁”の光景が見えたでしょう。
 
演奏が終わり、歓喜する聴衆。
アレクセイにも届いたでしょう。
 
ライブが終了し、
若菜とは違った春暁の音に皆は満足していた。
春暁 STC Ver.は大好評だ。
 
そしてライブの打ち上げ。
アレクセイも参加していて、
何故「春暁」を聴かせたかったのか訊いていました。
 
雪は「“今”弾く時だど思ったんです」と答える。
雪は弾くべきタイミングを見付けるのが上手い。
つまり、今のSTCに「春暁」は合っているという事。
 
そしてアレクセイは、こう告げる。
春暁を聴いていて編集作業に戻りたいと思った
勝手な話だが、君らの「春暁」を
ショートムービーの劇中曲に使わせて欲しい
 
これに舞達が喜ばない訳がない。
そして「春暁」を弾いていて不思議な感覚があったと言う。
包み込まれていく感じ・・・
 
それを聞いて雪は、こう答えた。
「あれは新陳代謝の殻だ」
 
舞達は「は?」と言っていましたが、
ちょっと分かりにくい表現だったかなー
 
気になるのはアレクセイのムービーの制作費ですが、
宮本が手を回していたようだ。
アレクセイの作品なら支援して良いという者をリストアップしていたのだ。
 
意外とやるな、宮本氏!
 
ツアーが終了し、東京に戻った雪。
たぬきち食堂」が「たぬきち茶屋」に変わっていた。
 
雪が驚いたのは店の事では無く、さくらの見た目だった。
何かふっくらしている。
 
さすがに、それを言うのは失礼と思ったのでしょう。
少しの間を置いて、お土産を渡すだけにしました。
 
まあでもふっくらしたさくらは、雪に好評。
「タヌキっぽくて めんこいですよね」
それをさくらに言ってはいけないぞ。
 
カフェの新メニューの試食のせいだと言われて
雪は納得していましたが、実はただのやけ食い。
 
雪の凄さに気付く度に不安になって、
どうして良いのか分からなくなった。
このまま「昔の知人」になっちゃうのか・・・
 
そして雪達は「春暁」の楽曲カバーの許諾を得るために、梅子と面会。
金城は雪が同行すると言うことに驚いていましたが、
雪は自分からちゃんと許可を得なくてはいけないと思ったようだ。
 
筋を通すべきだと思っただけではなく、
梅子が自分達の奏でた「春暁」を聴いて
どう感じたのかも気になったようだ。
 
交渉はあっさりしていましたね。
父の曲が世間に広まるのは喜ばしい事。
STCの皆さんが 私が納得する演奏ば してくれだはんでな
 
認めて貰えた!
雪は嬉しかったでしょう。
 
梅子は雪と二人で話したいと、金城達を退席させ、
正直な話をし始めましたね。
 
最初は下らないユニット組んで何しているんだと思った。
でも「春暁」を弾きたいという気持ちを忘れていなくて嬉しかった。
雪は自分の役割をしっかりとやってみせた。
あとはアレクセイと若菜次第。
 
アレクセイは分かるけど、若菜?
 
若菜には闘争心がない。
闘争心を持つとしたら「春暁」。
 
つまり雪達の春暁を聴いて、闘争心を持って欲しいのだ。
若菜の応援をしたいわけではなく、
二人で競って欲しいのでしょうね。
それが父親の音を更に洗練させていく事になるでしょうから。