漫画好きのひとり言

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つぐもも (浜田よしかづ) 137話

長い下り坂を抜けると、そこは黄泉比良坂1合目(麓)道返大岩関
ここが現世と幽世、中津国と黄泉国の境界。
かずや達が死者を装うのは、この関を越えるため。
 
ここで検分が行なわれ、怪しい動きさえしなければ無事通過出来る。
かずや達のように死者を装った者は、現世とのつながりが強い。
ここの検分では、その繋がりを探られるのだ。
 
第一の検分は食欲
かずや達の横にズラリと美味しそうな食事が並ぶ。
死者なら食欲が薄いので、興味を持つわけが無いが・・・
 
ちなみにここにある食事は全て現世のモノ。
食べた途端、現世に引き戻されるのだ。
 
ここで白羽儀の菊理が「現世に戻る時は・・・」と言っていたのを
桐葉は思い出していましたね。
これを食べれば現世に戻れるが、今は戻るわけにはいかない。
 
もう少しで出口と言うところで桐葉のお腹が鳴ってしまう。
桐葉がずっと憧れていた豪華なパフェがあったのだ。
 
これで黄守道者に怪しまれてしまった。
何事も無く通過出来ていれば、検分はこれで終わったのに、
桐葉のせいで第二の検分を受ける事になってしまった。
 
それは色欲。
誘惑に負けて性的絶頂すると現世に戻される。
 
しらねは欲まみれのかずや達が越えられるのか?と懐疑的でしたね。
そんな時、みまねがかずやのアレを触りすぎて、かずやが絶頂を迎えてしまう。
それがしらねに掛かってしまい、何としらねが現世に戻されてしまう。
 
第二検分で脱落し、白羽儀の菊理に謝るしらね。
しかし菊理は無事で何よりと寛容だ。
 
就寝したものの、役に立てずに落ち込むしらね。
そんなしらねを慮ってか、菊理が布団に入ってきてしらねを慰める。
 
これまでの働きを褒め、褒美として乳を吸わせる菊理。
大喜びで吸うしらね。
股間にあるモノが硬くなっていく。
 
しらねって女性のはずだが・・・
 
菊理は辛抱たまらんのだろう?と、股を開きしらねを誘う。
もうしらねも耐えきれず、菊理に覆い被さっていく・・・
 
ここでしらねは桐葉の帯で首を絞められる。
「見つけた!!しらねさん! 正気にもどって!!」
 
ああ、しらねは幻を見させられていたのか。
そして欲に溺れそうになっていたのだ。
 
実は全員、幻を見させられたが、しらね以外はあっさり打ち破っていた。
しらね以外は、もっと凄い快感を知っているから、
これしきの事で惑わされたりしないのだ。
 
かずやの霊交接って、凄いんだなぁ・・・
 
そしてかずやも普段から鍛えられているので、
これくらいで惑わされたりはしない。
羨ましいなぁ・・・
 
こうして第三検分「道返検」に来たかずや達。
ここは検分とは名ばかりで、
道返大神様にお見送りしていただく儀式。
すでに関を越えたと言って良い。
 
ちなみに道返大神様に目を付けられたら、かずや達では全く歯が立たない。
 
大神様は見送るだけのはずだが、
中には強引に生きたまま通ろうとする者もいるので、
そういう輩を排除するのが大神様の役目だ。
 
実際、かずや達の横で強引に通ろうとする鬼がいた。
かなり強そうな鬼だったが、それでもあっさり追い返された。
その腕力、比類者無き!!
 
でも数年前に一人の少女が大神様の左手を斬り落としたらしい。
桐葉は眉唾物だと言っていましたが、何かの伏線のような気がしますね。
果たして、この先に何が待っているでしょうか。