漫画好きのひとり言

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小林さんちのメイドラゴン (クール教信者) 106話

トールはあっさりテルネに敗北。
ちなみにクレメネはイルルに敗北。
角を折られて酷い有り様だ。
まあテルネもクレメネの事はどうでも良いようだが。
 
改めて話をする事になったが、
今度はエルマの腹の音で中断。
食事を取りながら話を進める事になった。
 
結婚相手は屠竜派の実質的なリーダーのジダ。
屠竜派というのは混沌勢を滅ぼす事によって
世界を調和に導くという思想の集団。
 
過激派であり、調和勢の中でも煙たがられる存在。
それでも数は多く、独立されて第三勢力になられても困る。
混沌勢と調和勢の力を拮抗させるためには、
屠竜派が必要なのだ。
 
このバランスが崩れれば、それこそ大勢が死ぬ事になる。
だからエルマの結びで派閥の友好を強めようというのだ。
 
人間の価値観をわかった上で説得を理性的に行なうテルネ。
これがキムンカムイの「テルネのババアには気を付けろ」(102話参照)
に繋がるのか。
 
エルマに急に辞められても困るものですが、
そこは抜かりなかった。
 
エルマの代わりに入った辰沢さん。
なかなか優秀な人でしたが、それもそのはず
彼女もドラゴンだったのだ。
 
小林さんも気が付かなかったくらい、上手く入り込んでいた辰沢さん。
小林さんは地味度で張り合ったくらいと言っていましたね。
「私こそがキングオブ地味女でいたかったから」
 
地味な方が良いというのも小林さんらしくて笑う。
 
でも小林さんが気にしているのは、そこではなかった。
エルマの今後だ。
エルマが嫌な思いをし続けるのは許せないと、小林さんは言う。
 
そこはテルネも分かっているでしょう。
彼女にとってエルマは大切な存在だ。
最大限フォローするつもりで、ちょくちょく様子見するし、
エルマのためと思う事はやっておくと言う。
 
ワシは・・・ エルマを家族として愛しておる
 
こう言われては、さすがに小林さんも口を挟めない。
そしてエルマも大丈夫と言う。
 
私はカンナの時の事情とは違う
元々 調和勢のドラゴンとして殉じることは決めていたことだ
 
この時のエルマの表情を、
トールは(あの時と同じか)と思ったようだ。
 
それは守り神として請われた時の事だ。
どうか今は動かず 我々を信じてください
あなた様に仇なす者は我々が誅を!
 
あの時も・・・ お前は あの時も
そんな顔をしていた・・・
 
それは困ったような・・・ 諦めにも似たような笑顔
 
ここで小林さんは「2週間!」と言う。
自己都合退職の場合は2週間が必要なのだ。
 
ルールを破って去るのは嫌だとエルマが言うし、
ドラゴン達にとって2週間なんてあっと言う間の時間でしょう。
テルネも譲歩して2週間後に迎えにくると言って去って行く。
 
クレメネにしっかりと見届けたなと言って、連れて帰るテルネ。
いつの間にか角は再生していたようだ。(そういうものか)
 
そして最後に一番大切な確認。
結びの相手は本当に大丈夫なのか?
 
これにテルネは親指を突き立て
大丈夫じゃ!
いつもなら選定者が選ぶところ
ワシが無理を言って直々に選んだのじゃ!
絶対にエルマを幸せにしてやるから安心するがよいぞ!!
そう言いながら去って行った。
 
屠竜派の根城
あのババア馬鹿だぜ
ちょっと猫かぶってやったら
お前こそ相応しいだってよ!
 
人間ちゃんに人気の聖海の巫女エルマを差し出すとはなぁ
これで人柱もますます増やせるってもんだぜ
 
適当に結んだ後は神和派も乗っ取り、
調和勢に争いの日々をプレゼントするというジダ。
 
くくく・・・
待ってろよエルマ・・・
結んだあとは産ませたガキと共に
混沌勢を滅ぼしてやるからよぉ
 
当然、クレメネもグルだったわけだ。
ジダはテルネを暗殺し、調和勢を手中に収める気でいますね。
 
計画通りに話が進み、高笑いするジダとクレメネ。
しかし、彼らはこの会話をトール達に聞かれているとは
気付いていないでしょう。
 
クレメネの角が再生していたのは、
その角に盗聴器を仕掛けたからだ。
 
・・・ぶち壊すか
 
小林さんが怒らないわけが無い。
この婚談はぶち壊せ!
 
しかしエルマの相手がクズで良かった。
エルマの退場はあってはならないことなのだ。