漫画好きのひとり言

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スーサイドガール (中山敦支) 14話

3人の力を合わせて水蛭子岬のフォビアを撃破!!
大喜びする星ですが、すぐに力尽き倒れてしまう。
 
次に星が目覚めると、そこは自分の家のベッドの上。
それよりも驚いたのは、横で満天と夕空が寝ていたことでしょう。
しかも全裸で!!
 
二人は星に説明する。
星は過労で倒れたのだ。
星の生きる歓びが、いくら人を助けることでも
さすがに体が限界にきたのだ。
 
それは分かった。
でも何故、裸!?
 
二人とも看病や身の回りの世話をしようと星の部屋を訪問。
最初はライバル意識もあって、にらみ合いを続けたが、
星の部屋に入って、その思いは変わった。
 
ガランとした寒そうな部屋で弱っている星を見ていたら
人肌で温めるのが一番良いと思ったようだ。
意見の一致で、満天と夕空は和解。
そして今に至る。
 
お粥を作る満天と夕空。
満天のお粥はお取り寄せした高級お粥なので、
とても美味しかったが、夕空のお粥は・・・
 
満天が察したのか、星が食べる前にメランに食べさせたところ、
メランはあっと言う間に寝てしまった。
睡眠薬入りかよー!
夕空に怒る満天。
 
世話をするのは自分だと、争う二人を微笑ましく見ていた星ですが、
ここで感じたことがあった。
まるで花園にいるような感覚。
 
・・・あれ? なんか今 あたし・・・
楽しい
こんな気持ち 太陽君がいなくなってからはじめて・・・
 
しかし その直後、星の胸に痛みが走る。
気のせいかとも思ったが・・・
とりあえず外の空気を吸いに行く星。
 
様子がおかしいので満天と夕空は心配していましたね。
そして星は夕空に「天使様」はもうやめてと頼む。
もう友達なんだから
 
恥ずかしそうに星に「星さま」と言う夕空。
友達が出来た事がないので、照れているようだ。
 
満天が「友達なんて量より質だよ 大親友が一人いれば十分」と言うと、
夕空は「あなたの言葉には微塵も説得力がありません」と突っ込む。
 
そのやり取りに笑う星ですが、ここで胸に痛みが走る。
何これ・・・ 胸が・・・ 苦し・・・
 
辛そうにしている星を見て、満天と夕空は騒がしくした事を謝っていましたが、
星はそうではないと言う。
 
2人がいてくれて嬉しいのに
嬉しいと思うとなんでか 胸が苦しくなるんだ・・・
ごめんね・・・ せっかく心配して来てくれたのに
 
涙する星に2人は寄り添い、もう喧嘩はしないと誓う。
トモダチだから!
2人の手の温もりを感じ、星は・・・
 
太陽君しかいなかったあたしに、誰とも関わろうとしなかったあたしに
こんなに寄り添ってくれるトモダチができた
陽だまりにいるみたいで幸せだなぁ
 
しかし その瞬間、最も強烈な痛みが星の胸を襲う。
フォビアが現れ、星を捕らえる。
 
ここで星は気付きましたね。
いや、気付かないフリをしていただけだった。
これは自分が幸せな時に訪れる太陽君に対する引け目・・・「罪悪感」
 
最愛の人を救えなかったあたしは 幸せになっちゃいけないの
 
そう言う星だが、その直後、フォビアは吹っ飛ばされる。
満天と夕空が吹っ飛ばしたのだ。
 
そんなことはない 君は何も悪くない
スーサイドガールに変身した二人が星を救う。
 
あなたは私のために怒ってくれた
泣いてくれた
キミはもう十分苦しんできたじゃないか
 
罪悪感を覚えるのは、それだけ太陽君を大切に想っていたということ。
誰よりも優しい心があるということ、
キミは あなたは 幸せになっていいんだよ
 
二人に抱き締められ、救われた星。
すっかり回復してカフェにも復帰。
 
こうして元気になれて二人に感謝する星。
でも、罪悪感は簡単には消えない
これは太陽君を愛した証だから
 
星はこれからも罪悪感を抱いて生きていくでしょう。
そうすることが、太陽君が生きていた証にもなるのだから。