漫画好きのひとり言

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つぐもも (浜田よしかづ) 138話

道返大岩関を抜け、岩壺通に入った かずや達。
岩壺通はトンネルのような場所。
そして、しらねはここで休憩すると言う。
 
一刻も早く くくりを救いたい かずやと桐葉は反対したが、
日程(行きに3日、帰りに3日、余裕が4日)に問題がない事と、
十全のちからを発揮するためにも休みを取ることも大事と言われ、
かずやと桐葉も納得していました。
 
みまねに鏡になってもらい、皆は鏡の中へ。
血鏡境界潜
鏡のみまねの能力の一つで、
鏡の世界に様々なものを収納できる。
(但し、この能力を使用している間は、みまねは他の能力を使えない)
 
鏡の中に入ると目の前には古民家。
以前、みまねが取り込んだものとの事。
 
家の中で休むことが出来るのは助かりますね。
かずやは みまねを「えらい、えらい」と頭を撫でて褒めていました。
 
そんな二人を見て、糸信は自分の過去を思い出していた。
 
以前の所有者(西内侍)は改心の出来の縫い物を持って行っても、
針の付喪神なのだから出来て当たり前で、
所有者が施す霊力相応に働けと言われ、ガッカリしたものだった。
 
でもかずやは違った。
道着を仕立て直しただけだが、それでも喜んで貰えた。
前より丈夫で、しかも早くて正確!
もっと誇っていいのに!
 
そんな風に言われた事がなかったから嬉しかった。
それから糸信はかずやへの思いが変わった。
 
おかげで第二検分の心残色検は かずやの幻に責められ、
かなり心がぐらついたようだ。
 
糸信さんの魅力的なからだ・・・ もっと誇っていいんですよ
 
言葉が改変されている!!
本物と比べるべくもなく、幻だとすぐに分かったものの、
それでも体の疼きが・・・
 
実はこの時、他の付喪神も同様に疼いていたようだ。
それぞれが思い思いに“くにくに”していました。
 
血鏡境界潜 覗窓(血鏡世界の何処でも見られる)で、
みまねに見られているとも知らずに・・・
まあ、みまねも同じように疼いて“くにくに”していたのですけどね。
 
食事を済ませ入浴。
ちなみに現世の食べ物を口にしていましたが、
現世の食べ物を食べて引き戻されるのは黄泉比良坂でのみ。
岩壺通なら大丈夫なのだ。
 
風呂は、かずやとしらねは後で入ると、5体の付喪神が入った。
桐葉が響華に背中を流せといつもの調子で言っていましたが、
桐葉こそ第一検分で迷惑をかけたのだから
背中を流せと突っ込んでいました。
 
何を言うか!
おかげでエロい幻を楽しめたんじゃぞ
感謝しろ 感謝!
 
この言葉に、返す言葉が無かった他の付喪神達。
皆、楽しめたという事だね。
 
ちなみにしらねも、白羽儀の事を思い出して“くにくに”。
幻に引っ掛かったのが自分だけで、未だに引き摺っている事から
かなり落ち込んでいました。
 
台所へ行き、水を飲んだしらね。
でも洗い物をしているかずやを見て、ちょっとホッとしたようだ。
 
かずやも幻を引き摺っていたのだ。
それを下半身がしっかり示していた。
しらねは少し安心したようだ。
 
入浴中の桐葉達。
桐葉が寝る前に かずやにマッサージを頼まないと・・・
と言っているので、糸信が提案してきた。
 
所有者と一緒に寝ると付喪神の霊力・体力・傷の回復
能力の向上など様々な効果がある。
そして上岡のくくりを復活させるためには
全員が最高の状態であたるべき。
 
だからかずやと寝るのは交代制にしよう。
 
桐葉は駄々をこねたものの、
一理あるので提案を受け入れるしかない。
そしてじゃんけんで順番を決めることに。
 
こうして1日目の夜の相手は・・・糸信!!
どんな夜になるやら。