漫画好きのひとり言

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キューナナハチヨン 978-4 (ヤマモトマナブ) 25話

新倉大和からの電話。
それは雑誌記事の写真撮影を
朝日河神社書店で行ないたいというもの。
これを断る理由なんてないですね。
 
桃華はJuicy7のメンバーが大和に伝えてくれたのだと気付いた。
店のことで悩んでいる事を聞いて、自分達にも何か出来ないか
桃華に内緒で話し合っていたのだ。
 
もちろん大和だけに任せるわけにはいかない。
自分達はアイドルなのだ。
 
大攻勢に出た朝日河神社書店。
6月はとにかくイベントの目白押しだ。
 
イデア文具の実演販売、美容師による失敗しない美容室選び、
地元中学生の手によるオリジナルPOP展、おりがみ体験会、
リアル脱出ゲーム・・・
 
イベント効果もあって売り上げはどんどん伸びていった。
これは書店員だけでは適わなかった事でしょう。
 
それは匂坂さんの言葉が的を射ていた。
最初は書店員だけで何とかしようとしたけど
周りの人と一緒になると こんなにも世界が広がった
 
いろんな人が住んでいて いろんな想いがあって・・・
その想いが集まれば集まるほどお店も輝くのかもしれない
 
本をきっかけに みんなの想いが交差する場所
これがまちの本屋さんなんだ
 
そして6月後半。
新倉大和の雑誌写真公開撮影、締めはJuicy7の神前ライブ!!
 
本来はこうした肩入れ(ライブ)は、他の書店への不義理になるので
認められるものではないが・・・
 
この書店と・・・彼(泰弥)には義理以上に大きな恩がありますので
と言っていましたね。
書店の方はともかく、泰弥に恩? どういう事だろう。
 
それはともかく、ついに売り上げは目標達成!
その瞬間、書店員だけではなく、その場にいたお客さんも大喜び。
 
桃華も喜び、泰弥に「やりましたね!」と言うと、
泰弥は「当然よ! 神様が俺を見放すかって!!」と言う。
 
でも続けて「神様が」と言ったところで
何かに気付いたようですね。
 
閉店後、存続が決まってお祝いをすることになったのでしょうけど、
泰弥は二階に上がらず、一人で本棚の前に佇んでいた。
桃華が泰弥を呼びに行くと、泰弥は桃華に語り始める。
 
今回お店に協力してくれたの 俺が本を薦めたお客さんばっかりなんだ
「お礼なら神様に。」
最初からこの結末が決まってたんだとしたら・・・
俺自身が助けた人なんて本当は誰も・・・
 
ここで桃華が泰弥を殴って発言を止める。
「中河さんらしくないので 滅!!!」
 
Juicy7のピンチを救ってくれた時
神様じゃなくて あなたにお礼を言ったの忘れた!?
本のことだけじゃなくて 行動力とか 気持ちとか
中河さんのそういう所が!
 
さすがに好きとは言わなかったけど、好意を持っている事は確かですね。
でも、その発現に泰弥は気付くことなく、
手にしていた絵本の初版発行日に気付く。
 
それはお客さんに薦めた絵本だったが、
自分が子供の頃に読んだと思って薦めたはずなのに、
初版発行日は一昨年。
 
自分自身の記憶を元に商品に辿り着いたのに
泰弥が子供の頃には、その絵本は存在していなかったのだ。
 
ここで気が付いた。
これまで薦めた本は全て、自分の記憶から引き出したものではない。
では一体・・・?
 
ここで店内に狐が現れ、付いてこいと促してきた。
これは付いて行くしか無い!
 
いよいよ種明かし。
次回、最終回です。
 
クライマックスっぽいエピソードだと思っていましたが、
やはり終わるのですね。
寂しいな~