漫画好きのひとり言

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ノラガミ (あだちとか) 94話

父親を捜す雪音に、もはや夜卜だけではなく
術師の言葉も耳に入らない。
 
誰だ おまえら
ジャマするな オレは父さんを捜さなきゃならないんだ
 
此岸も彼岸もくまなく捜してやるんだ
オレを殺した罪 全部 思い出させてやる
それから それから・・・!!
 
術師は苛立ちを隠せず、持っている鎌でガードレールを叩き、
莠は黙ってろ!と叱る。
 
この声は届いたようで、おとなしくなる雪音。
 
もうすぐ夜が明ける
大祓が始まる
天照が来てしまう
もし雪音が術師の神器になったと知られたら・・・
 
焦る夜卜。
術師に向かっていく。
 
なんで雪音を傷つける!!
俺が憎いなら 俺を狙えよ!
 
しかし術師にとって夜卜は息子。
願いそのものなのだ。
 
術師は雪音の願いを叶えてやったと言う。
仮名で封じられた無念を解放し、与えてやった。
父親に復讐するチャンスをな!!
 
術師の反撃により、地に伏せる夜卜。
ここで術師は兆麻にも囁く。
 
・・・なあ? 兆麻
おまえも知りたいだろ 生前の記憶・・・
 
毘沙門天に特別な感情を持って接しているのに、
それに気付いて貰えず、利用されているだけ。
そんな言葉を投げ掛け、兆麻に揺さぶりをかけてきたが・・・
 
そんな言葉で兆麻が揺らぐわけが無い。
兆麻の愛は底なし沼なのだ。
 
夜卜の反撃。
手放していた刀を遠隔操作し、術師に斬り付ける。
さすがに術師も読んでいて、あっさり防御するが、
そこで隙が出来た。
 
夜卜が持っていた鞘が変化し、刃になった。
そしてそのまま術師に斬り付ける。
惜しくも首を掠めただけだったが、術師も焦ったでしょう。
 
攻めに転じた夜卜ですが、
雪音の事が気掛かりで、攻撃に集中できない。
 
たとえ親父や天から守っても
雪音はオレのところに戻ってくるのか・・・?
 
せっかく兆麻のおかげで術師と互角に戦えているのに、
夜卜のせいで呼吸が合わない。
 
いきなり地面に穴を開けられ、落ちてしまう夜卜。
夜卜の反応が鈍いので、兆麻が怒っていましたね。
 
術師は莠器を使いこなしている
複数の力を持つ器は能力の把握だけでも手こずるものなのに・・・!
 
しかし夜卜も言い返す。
あんなものは息が合っているのとは違う!
夜卜と兆麻の方が、よほど絆が深いと言いたそうだ。
 
赤華 全方向集中!
 
穴から抜け出し、術師の位置を確認するが・・・
 
穴の中には何かいた。
クジラのような妖。
その妖に喰われてしまった。
 
それを見つめる術師。
ふん 雪音はこっちにいる
いずれ壱岐ひよりはいなくなる・・・
 
なのに なぜ 逃げるんだ
夜卜・・・
 
やはり術師は強かった。
夜卜に反撃の糸口はあるのでしょうか。