漫画好きのひとり言

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ボールルームへようこそ (竹内友) Heat 60

久し振りに会った多々良と岩熊。
岩熊は「若者のパワーを少し分けてもらおうと思って
来ちゃった」とのこと。
 
今年の三笠宮杯は昨年の優勝組が出ないから
優勝を狙っているらしい。
 
そこには、ある想いがあった。
それは・・・
 
今年の三笠宮杯で優勝できたら
僕 美野ちゃんにプロポーズするんだ!
 
美野ちゃんというのはダンスのパートナー。
シャドー練をするからと離れたので、
岩熊は多々良と釘宮にだけ話すつもりでいたが、
運悪く、他の人の耳にも入ってしまった。
 
当然、プロポーズネタで盛り上がりましたが、
悲しい事に2位前提で話が進んでいた。
 
それでどのタイミングでプロポーズするの?表彰式?
2位の場合はプランB?
毎年2位なんだから2位仕様の演出しようよ。
 
さすがに岩熊も困り、多々良や釘宮に助けを求めるが、
こればかりは どうしようもない。
 
それよりも多々良が気になっているのは、これからのこと。
釘宮にどうするのか訊くと、釘宮は夕方には帰るらしい。
 
一緒にリハビリしてくれると思っていただけに
多々良は驚いていましたが、釘宮は
「もしかして 僕のこと 世話焼きおじさんか何かだと思ってる?」と、
突き放してきた。
 
それに釘宮には長居したくない理由があったようだ。
袴田という男性に声を掛けられ、
たどたどしい会話をしていましたが、
その後で「・・・やっぱり嫌いだ」と呟いていた。
 
袴田とは3年振りに話したようですが、
どうも合わないようだ。
 
ここで、プロポーズネタで弄ばれた岩熊が逃げてきた。
外でご飯食べようと、釘宮を誘い二人で出掛けていった。
多々良は残され、他の利用者に自己紹介。
 
皆、賀寿の事は知っていましたね。
そして多々良は、皆の試合での活躍を訊きましたが、
三笠宮杯で3位とか4位とか・・・
 
三笠宮杯で赤城組が5位だった事を思い出し、
それより上という事は・・・
 
ここで多々良はちょっとビビっていましたが、
何とか逃げずに踏み止まる(苦笑)
 
多々良の事を訊かれ、今はリハビリ中と説明。
早くよくなるといいな!と言われたのは良いが、
パートナーは?と訊かれ、千夏との事を思い出し・・・
 
外に出て、すっかり落ち込む多々良。
ここ数日 ずっとモヤモヤしている
正直 もう 誰かに導いて欲しい
 
その時、施設のキッチンにいた人が声を掛けてきた。
暑いのに中に入らないんですか?
 
「恥ずかしくて」と答えると、何が恥ずかしいのかと訊かれる。
「僕が・・・ 半端者だから・・・ ですかね
僕がダンスそのものに惹かれて踊り始めた訳じゃないから・・・」
 
初対面の人に、ここまで話しちゃうとは!
それだけ迷ってしまっているという事でしょうか。
それを受けて男性は・・・
 
悩ましいですね
今日はとても暑いので
若しや頭が溶けてしまったのかも・・・
 
ねぇ 一緒に出掛けませんか?
 
まさかのお誘い。
多々良にとって救いとなるのでしょうか。