漫画好きのひとり言

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弱虫ペダル SPARE BIKE (渡辺航) SPARE.95

筑士波大学に入学した田所。
早速、サイクリング部へ。
 
案内表示があったので、それに従って向かうと、
そこはサークル棟の裏側。
 
何故?と思いながら覗いてみたら、
そこにはキャンプ用品と自転車が置いてあった。
 
旅用のクロモリ自転車だ・・・!
鉄 独特の細くてシンプルなフレームワーク
大型のキャリアと使い込まれたバッグ
古いけど丁寧に磨かれたサドル
 
ヤベぇ すげぇオーラだ
 
ロードバイクとはまた別の
スペシャルな「旅」というステージで光を放つ・・・
もうひとつの自転車の究極の形!!
 
本物・・・!!
 
自転車だけではなくキャンプ用品にも目が行き、
興奮覚めやらぬ田所。
 
田所の声が耳に入ったのか、
サイクリング部の部員(靴野井・3年)が声を掛けてきた。
 
入部希望?と訊かれ、まだ見学の最中と答える田所。
田所はサイクリング部のブログをチェックしているようで、
旅のエピソードを読んで興奮したと伝えていた。
 
その反応を見て、靴野井は脈があると思ったのか、
「旅はいいよ」と押してきた。
 
田所が他の部と迷っていると言うので、
靴野井はサイクリング部の事を軽く説明する。
 
最初は国内。
GWまで土日を使って1泊2日を2回。
5月に入ったら連泊しながら大きな山をこえる。
 
ルールはひとつ。
コンビニと自販機は利用しない。
全て朝 準備して道具を積んで、計画を立てて助け合って走破する。
 
コンビニや自販機を利用しないと言われて驚いたものの、
すぐに田所は察したようだ。
海外に行くとコンビニも自販機もないから。
 
最初から世界を見つめているわけだ。
そして夏には「世界」を走る。
 
クロモリの自転車と体ひとつで
 
靴野井から聞かされる旅の話は
田所にとって魅力的だったでしょうね。
 
嗅いだ事の無い匂いや、触った事の無い土の感触、
話した事のない人達、それを感じながら前に進む!!
どんな困難も助け合い克服しながら
 
この言葉に田所はグラグラしていた。
 
そして地図を取り出し、世界中に道の地図があるが
その地図の道は本当にあるのか?と問う。
 
田所は答えられないですよね。
 
確かめなきゃ 自分の足で!!
 
この言葉にゾクッときた田所。
 
見てみなきゃ!! その目で!!
 
もう田所は落ちた。
迷っている場合じゃ無い。
 
オレ!! オレ!!
今 決めました!
 
こうしてサイクリング部に入った田所。
見学だけのつもりが、入部してしまった。
 
靴野井の言葉に乗せられたとはいえ、
自転車で旅をしてみたくなったのは本当でしょう。
それにサイクリング部には入るつもりでいたのだし・・・
まあ、とにかく頑張れ?
 
とりあえず金城に報告した田所。
荒北が一緒と聞いて驚いていました。
さあ、次回はサイクリング部の練習だ!