漫画好きのひとり言

今までありがとうございました!

惰性67パーセント (紙魚丸) 83話

事前連絡もなく、西田の家を訪問する吉澤。

「もう何度か言ってる気がするけど 来る前には連絡しろって・・・」

 

こう注意しても「したじゃん」と答える吉澤。

「家の前でする連絡は 事前連絡とは言わないんだよ・・・」

こちらの都合などお構いなしだ。

 

そんな吉澤が取り出したのは肉。

業務用スーパーで肉買ってきた 焼き肉しようぜ!

 

焼き肉用成型牛肉が百グラム百円という事で買ったのは良いが

1パックの量が多く、一人では食べきれないから

西田の家にやって来たのだ。

 

って これ このシチュエーション

男女二人きりで自宅焼肉って・・・

先日 立川さんに語ってみせた(81話の事です)

良い感じの男女の営みの導入部分・・・

 

これじゃん?

 

しかし、西田の家には

ホットプレートも カセットコンロも ましてや七輪もない

 

何か 何か無いか?

この閉塞した現状を打開する何か・・・

 

ここで吉澤の目に入ったのはトースター。

トースターに肉を乗せて焼き始めました。

 

え 大丈夫? こんな事して・・・

 

グラタンなら 10分って表示あるし

サーモスタットもついてるから爆発する事はないでしょ

(※オーブントースターの取説を読むと大抵「絶対やるな」って書いてある)

 

適当な時間でトースターを開けて確認してみる二人。

 

あ・・・・ ちゃんと焼肉だ

当たり前っちゃ 当たり前だけど

 

肉を食べながら吉澤が話し始めた

 

そういやさ~

こないだ立川さんと何かあった?

 

は・・・あっ・・・・・!?

何って 何が・・・?

 

なんか立川さん 西田に気がありそうな感じだったけど~

ニヤニヤしながら西田に語る吉澤

 

いや まったく それは無い!

 

断言するのも よく分からないけど・・・

 

立川さんの気持ちを西田が断言しちゃうのも変な話ですよね。

ここで西田は勘繰る。

 

え~ 何

もしかして探り入れるために 俺んち来たの・・・?

 

ちょっと期待しちゃう西田ですが、

真剣に肉を見つめる吉澤を見て、

マジにただの世間話か・・・とちょっとガッカリ。

 

もう焼けたんじゃない?

まあ多少 生でも 牛だから大丈夫でしょ

 

肉を取ろうとすると手が触れ、距離をとる二人。

ブコメでありがちなやつ

 

本屋とか図書館でありそうなシチュエーション。

こっちはトースター焼肉って・・・

あはは

 

そんな感じで誤魔化す二人だが、微妙な空気が流れる。

 

飲み過ぎたかな・・・?

体が火照って・・・

まるで火に炙られている様な・・・

 

いや違う、肉の脂がトースターの電熱器に滴り落ち、発火したのだ。

炎に包まれるトースターを見て狼狽える吉澤。

しかし西田は冷静だった。

 

扉を閉じ、コンセントを抜き、

水で濡らしたタオルをトースターに被せる。

これで見事に鎮火。

 

は・・・

あ~・・・・

めちゃ びびった・・・

 

あ~ 吊り橋効果かな?

今 なんか西田がめっちゃイケメンに見えるんだけど

 

それよりも冷静に行動できた事を褒めて欲しいと言う西田。

なんだかんだで、吉澤の評価は上がったと思うぞ。

 

もうオーブントースターで焼肉はするなよ!