漫画好きのひとり言

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ヴァンピアーズ (アキリ) 27話

アリア達が一花の自宅に戻ると、玄関にカバンが落ちていた。
そして屋根からヤンヤンが落ちてきた。
アリアはすぐにギカの仕業と気付いたようだ。
 
そして意識を取り戻した一花。
柱に縛り付けられ身動きが取れない。
周囲を見渡すと、不気味な人形が何体もあった。
 
ギシギシと音がした。
音のする方に目をやると、人形が自分に向かって歩いてきた。
一花に触れるのかと思ったが、その直前で人形は捻れてバラバラになった。
 
壊れた人形の向こう側に人影があった。
女性が吸血鬼に血を吸われていた。
 
一花を攫われたことをアリアに謝るヤンヤン
しかしアリアは怒らなかった。
悪いのはお前じゃない・・・
 
一花の目の前に吸血鬼が歩み寄ってきた。
スカートをめくり、下着を確認したが残念そうな表情を見せる。
つまんないの ちびらせようと思ったのに
気が強いコだね
 
誰かが犯せば操るのは簡単だが、
そうすると宝剣使いの力は失われてしまう
それでは意味が無いと言う。
 
ギカの狙いは一花にアリアを殺させる事。
 
一花を探すアリア達。
一花の靴に細工をしていて、位置が分かるようにしてあった。
そして工場跡に一花がいることが判明した。
車で25分くらいかかると言われ、
アリアはもっと早く着く方法はないか模索した。
 
一花を拉致された責任を感じていたヤンヤンが手を挙げた。
人が乗れるくらいに巨大化し、アリアを乗せて飛んで行くことに。
これなら確かに早い。
 
宝剣はアリアが持った。
宝剣と一花を交換するためだ。
危険だが、渡すフリをするだけで
すぐに取り返すつもりでいた。
 
私の躊躇いが招いたことだ
どんな手を使ってでも助けたい
 
そう言って、ヤンヤンと共に一花の元に急ぐアリア。
 
一花を中心に魔法陣のようなモノを書き始めたギカ。
ギカはアリアが宝剣を持って街から去ろうとしている事を一花に話す。
それを聞いて一花は少し不安になったでしょう。
 
しかしギカは笑う。
心配しなくてもアリアは来る
死の穢れを越えた者がこんな小娘に絆されちゃって
あなたたちは みな死刑宣告を受けている
鎖に繋がれ 自分の番が来る事を怯えながら待っている
アリアだって本当は分かってるはずなのにね
死刑囚と等しく交わることなど出来ないってこと・・・
 
これがそんなにいいのかしら?と言いながら一花の唇に触れるギカ。
一花はここぞとばかりにギカの指を噛むが、
ギカは条件反射で一花を殺しそうになってしまった。
 
その綺麗な肌を切り裂きたくてうずうずしているの
これからすることに差し障るから我慢してあげているだけ
 
そう言いながら、ギカは何か術を発動させる。
さあ、はじめましょう
真実を思い出させてあげる
アリアとは何者なのか
ここに来た本当の理由
あなたがなすべきこと
 
アリア以外の者は車で工場跡へ向かっていた。
車内でギカの事を話していたが、詳しいことは誰も知らなかった。
 
ギカの宝剣を奪って極東に来た古いリル
ロンドンの仲間内では、ギカの悪さを止めた英雄扱い
経緯を知る者は あの大粛清で皆殺し
今は口の重い女王自身とギカのみが知るというわけだ
 
それでも少しだけアリアが話してくれたことがあった
17世紀末に始まる粛清の指揮者
アルカミールギカを生んだのは自分なのだと
 
ギカを生み出したのはアリア?
つまりギカの悪行を止めるのはアリアの宿命という所か。
一花を絶対に救いたいと思うのも当然か。
 
工場跡に辿り着いたアリア。
警戒すべき所だが、アリアは強引に工場内へ入っていく。
それだけ一花のことが心配だったのでしょう。
 
そしてアリアの目の前に一花がいた。
拘束を解かれ、座り込んでいた。
 
何か起きたら ここにいた
 
ギカに何かされた事は覚えていないのか?
とにかく無事を確認し、一花をきつく抱き締めて涙を流すアリア。
 
・・・大丈夫だよ アリアちゃん
 
そう言いながら目を開く一花。
その目は・・・
 
わたしが殺してあげるからね
 
ギカの洗脳は完了していた?
アリアがそれに気付けないなら大ピンチですね。
 
一花の手にかかって死ぬなら本望かもしれないが、
ギカに操られて・・・というのが気に入らないでしょう。
何とか一花を洗脳から解いてくれ!!