漫画好きのひとり言

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もののがたり(オニグンソウ) 七十九話

造兵との戦いに勝利した兵馬。
しかし感傷に浸っている暇は無い。
先を急がなくていけない。
 
その頃、菫は母・紅緋と共に唐傘と相対していた。
唐傘の力は増している。
影を作る道具という点から「影を支配圏とする」能力まで拡大したが、
それだけに留まらなかった。
 
長月家が時雨と吹雪に吹き飛ばされた時、
現場には みぞれのようなものが残っていた。
さらに以前、椿が時雨との交戦で水滴によって負傷している。
 
傘は雨や雪を防ぐが、それを唐傘は能力に転化しているのだ。
つまり唐傘は悪天を纏う。
 
足元の地面を凍らせば、滑るように動く事が出来るし、
敵に使えば動きを止めることができる。
 
菫が動きを止められた後、攻撃を受けて吹き飛ばされる。
纏鎧術でダメージを軽減させるが、唐傘・吹雪の攻撃は強力。
徐々に削られて、装甲は薄くなってきていた。
 
母との連携で攻撃を繰り出すが、吹雪は雪で視界を遮る。
視界を遮られるのは痛い。
いくら生弓矢が光速の技でも、狙いは基本 目で見て行なう。
こうした妨害は単純だがかなり有効なのだ。
 
纏鎧術は限界が近い。
・・・次で決める
 
そんな覚悟をする菫に吹雪は語りかける。
何をそんなに頑張るんだか・・・
八衢・・・私はお前達が一番この場にそぐわねぇと思ってるんだよ
 
最も壊れた御三家 揚げてた“正義”は黒檀に歪められたもので
それが哀れなお前達の理念だった
結局ヤツの粛清と共に その正義も廃棄されちゃって
もう、空っぽじゃん
 
他の御三家について来ただけで頑張る必要ある?
どんなにフリをしてても 八衢は終えた 死んだんだよ
 
なかなか痛いところを突いてくる。
並の精神の持ち主なら、動揺していただろう。
 
しかし菫は負けなかった。
終わってなんかない 私が立て直す
私が 八衢を正しい道に進ませる
 
この言葉を聞いて、母は娘の確かな成長を感じたでしょう。
 
私達は今度こそ 正義の味方になってみせる!!
母は嬉しく感じたでしょう。
 
しかし姑息な吹雪は、この隙を逃さなかった。
紅緋の腋を抉りながら、建物の中へと連れて行く。
そこは影の世界・唐傘の支配圏
 
吹雪はまたしても雪で視界を奪う。
紅緋は菫に“私が足止めする あなたは狙って”とメッセージを送るが、
視界を遮られては生弓矢を撃てないはず。
 
紅緋は自分の左腕を吹雪に差し出すが、ここで吹雪は動きが止まる。
この機会を逃さないように菫に「撃て」と命じる。
 
吹雪は撃たせないように雪による妨害を強くしたが、
それでも菫は惑うこと無く、生弓矢を放つ。
 
その攻撃は吹雪を捉えた!
生弓矢とて基本は目で見る。
確かに“基本”は・・・だが、菫の右目は義眼であり、
その眼は獲物の姿を捕らえることに特化した

“玉眼”の付喪神
 
射手としての菫は既に熟達の域にいたのだ。
菫の右目がそうなっていたとは!
 
左腕を失った紅緋のダメージは大きい。
しかしダメージを負った吹雪にトドメを刺すチャンスでもある。
 
決着をつけましょう 唐傘
 
心配なのは紅緋ですね。
まさか自分の命と引き換えに唐傘を滅するつもりか?