漫画好きのひとり言

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つぐもも (浜田よしかづ) 140話

2日目の朝
大所帯は目立つと言う事で、
桐葉とみまね以外は みまねの血鏡の中で待機
 
道返大岩関 岩壺通を抜け、ついに黄泉国へ。
そして大勢の死者を前に、鎧を纏った者が声を掛ける。
 
死者達よ!!
これより魂のもとめるまま!
この黄泉包原を彷徨うが良い!
お主らの縁が!
然るべき場所へと導くであろう!
 
終の住処に辿り着いた後は
生前の欲を忘れ 穢れを落とし
全なる一柱に還る その時まで穏やかに過ごすが良い
 
なるほど、そういう所なのか。
しかし、そんな宣言の割には、
鎧を纏った者を大勢配置して警戒している。
何かあるのか・・・
 
そう思うが早いか、ある者が割って入ってきた。
我ら 黄泉真凰!!
その棟梁かむあど!!
 
そして かむあどは「全員 生き返りやがれ!!」と叫ぶ。
 
黄泉真凰は、昔から黄泉を騒がす賊。
そんな者に絡まれたら面倒だ。
一刻も早く離脱すべきだが・・・
 
かむあど達が活きの良い死者を攫い始めたのを見て、
かずやは我慢出来なかった。
桐葉を帯にして自分に纏わせる“大力帯”で賊を打ち倒していく。
 
そんなかずやを見て、かむあどは
活きが良いじゃねぇか! 死なせとくには勿体ねえっっ!!
かずやに攻撃を仕掛ける。
 
かむあどの攻撃を受けきるかずやだが、
その威力は相当なモノ。
 
かむあども かずやの実力を知り、欲しいと思っていた。
力尽くに連れて行く気だ。
 
しかし、この騒ぎに黄泉国も援軍を出していた。
黄泉真凰はさすがに撤退すべきだが、
かむあどは かずやにかかりきりで耳を貸さない。
 
あよさりという副官のような立ち位置の者は困っていたが、
たうなでという者が「みまねを攫えば かずやも追ってくる」と助言。
あよさりが みまねを拘束し、撤収を開始してしまう。
 
その様を見ていたかずやは慌てて黄泉真凰を追うが、
どうやら、しらねが言うには、
その方向は目的地とそんなに変わらないらしい。
 
彼らは強いが、かずや達ほどではない。
それなら隙を見て、みまねを取り戻すのは容易い。
 
まずはみまねの拘束を解き、
みまねが血鏡から響華達を呼び出し、
響華達の術で黄泉真凰の者達を混乱させる。
 
これで・・・と思ったが、かむあどが みまねを拘束し直す。
かずやは「その娘を返せ! あなた達に怪我はさせたくない!」と言うが、
その言い方がかむあどは気に入らなかったでしょう。
 
本気なら余裕ってか!
ますます興味が湧く!
せっかくだ! 新米同士でやってみろ!
 
そう言いながら たうなでを呼ぶ。
さきほど あよさりに的確なアドバイスをした者だ。
 
お前ら全員でいい!!
たうなで 一人に勝てたら あの娘は返してやる!
俺の魂をかける!!
 
だが負けたなら!!
おまえら全員おれの配下だ!!
 
これは本気で戦うしかない。
しかし たうなでは相当な手練れでしょう。
 
たうなでが死者だった者だとしたら、
その正体はかずやが知っている者だったりして。
 
ちなみに次号休載。