漫画好きのひとり言

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馬姫様と鹿王子 (椙下聖海) 19話

夢を見ていた春鹿
それは幼い頃の思い出。
 
祖父に人間の姿にさせられ
「人間の姿になんかなりたくないのに」と泣いていると、
馬頭観音様がやってきて雨が上がった奈良の景色を見せてくれた。
 
わぁ きれい・・・
 
そう言う春鹿に、馬頭観音様は伝えた。
なにかを美しいと思う心がある限り
この世界のことを恨んではいけないよ
お前ならきっと大丈夫 ずっと見守っているからね・・・
 
そう言うと、姿を消す馬頭観音様。
まって いかないで
僕をひとりにしないで!
 
ここで春鹿は目覚めた。
気付くと蓮太郎がコロコロを身体に這わせていた。
 
お前がいると毛だらけになんねんもん
 
寝る時くらいは鹿でいさせてくれよと言うが、
蓮太郎は「なら外で寝ろや」と言いながら出掛けて行った。
仏像サークルのミーティングに参加するためだ。
 
ミーティングの目的は夏合宿の事を決めるため。
まほろ真魚が乗る気だし、武村も春鹿がいないので
平穏な合宿になると、やる気満々。
 
そして行き先は・・・
仏像研究会なので“あみだくじ”で決めるらしい。
 
ここで出てきたあみだくじは、馴染みの形ではなかった。
放射線状に線が引かれていたのだ。
 
これが阿弥陀仏さまの後光に似ていることから
“あみだ”くじと名付けられたとのこと。
そうだったのかー! 初めて知ったよ。
 
まずは候補となる場所を決める。
県内なら吉野飛鳥・・・そして県外なら大阪京都和歌山・・・
 
まほろは何処でもオッケーと言うので、
どの線を辿るかまほろに選んで貰うことに。
 
さあ、まほろが選んだ場所は・・・
 
その頃、日照り続きの奈良を歩く春鹿
雨の降らない日が続いているのは偶々なのか
それとも・・・ もし何かが起きているとしたら・・・
飛鳥か・・・?
 
そしてまほろが選んだサークルの夏合宿の場所は
“飛鳥”!
 
サークルの夏合宿、楽しいだけでは済まない予感。
武村、ご愁傷様~