漫画好きのひとり言

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片喰と黄金 (北野詠一) 26話

戸惑いはあったがコナーは
テッドに負けたくないという気持ちが強かった。
だから本気でぶつかった。
 
実はコナーはアイルランドで格闘技を習っていた。
テッドと組んだ時に、その時のことを思い出したのだ。
こうなるとテッドは為す術が無い。
 
そしてテッドは感じていた。
コナーは一人でも大丈夫だと。
 
テッドは自分の夢(大陸横断鉄道)を叶えるために、
西へ行くより 準備を整えてカリフォルニア側から調査すると言う。
だからテッドとアンナは帰ることになったのだ。
 
アンナの書き置きで、その事を知ったアメリア。
アンナ達と会えずにガッカリしていましたが、
いつかカリフォルニアで会えるはず。
 
今日はもう休んで、明日から旅の支度をする事に。
ここでイザヤとラルフの間に流れる微妙な空気に気付く。
 
長い付き合いの友人という割には
顔を合わせると緊張するらしい。
 
でも出会った頃は違った。
親しみやすい笑顔で、しかも文武両道。
誰からも好かれる人柄だった。
 
2年前までは。
 
火事で変わったのだ。
目の前で両親を亡くした。
 
火の手の回る真夜中の屋敷で
目の前に両親がいたにも関わらず
自身が逃げるのに精一杯で助けることが叶わなかった
 
イザヤが人を殺したというのは、この事か。
イザヤに罪は無いが、彼は助けられなかったという
罪の意識が強いのだろう。
 
寝室に案内される廊下で、アメリアはイザヤの描いた絵を見た。
とても綺麗で上手で見た事のないような自然ばかり
こんな場所があるのですねぇって 面白くて
・・・・怖い

風景画が専門で人は描かないと聞いていましたが
人の営み・・・ 家とか畑とか
そういうものを描かないのですね
ですから暖かな日差しが描かれていても 怖さ
人のいない冷たさなのでしょうか?・・・が感じられて
 
ダメということではなく、イザヤっぽいなぁと感じたとフォローすると、
ラルフは「観る目があるな」アメリアに言う。
 
そんなラルフを素敵!と口走るアメリア。
本気で好きになりそうで怖い。