漫画好きのひとり言

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ノラガミ (あだちとか) 95-2話

蘇る父との記憶。
それはどれも ろくでもない記憶ばかり。

逃げたい、空を飛んで姉ちゃんのとこ行きたい
そんな事ばかり考えていた。

そんな感じだったから、術師の危機にも気付けなかった。
莠!! ちゃんと刺せ!!
そう命じられて、慌てて夜卜を攻撃する。

怖いよ ここにいたくない
姉ちゃん・・・ 姉ちゃん・・・!!

雪音はろくでなしの父親の元に生まれる運命なのか。
ろくでなしと分っていても見捨てる事が出来ない。
そんな優しさが災いしてしまうのか・・・

そして、妖を祓いに来た者達は異様な光景を目にする。
人々が荒れているのに、妖の姿が見えない。
そして糸のようなモノが見えた。
それに天の使いが絡まり、身動きが取れなくなっていた。

夜卜に押される術師。
焦りから、雪音を怒鳴りつける。
莠! 間合いをとれ!
頭を使え! バカが!!

雪音の攻撃を見切っている夜卜。
術師は一旦下がって、空へ。

しかし、夜卜は逃さない。
攻撃して術師を落とす。

あの時 天照と目が合った
もうすぐ ここに来る・・・

そうなる前に雪音を救いたい夜卜。
術師より先に雪音だ。

術師を殺すのが先だと言う兆麻と言い合いになった。
親父はオレから逃げた
天に処刑されたいってんなら そうさせてやる

しかし天に処刑されても また別の人間の体に取り憑くだけ。
兆麻には分っていた。
術師を殺せるのは夜卜だけなのだ。

夜卜は不和も縁も なんだって断ち切って終わらせてくれると
そう約束した 夜卜じゃないとダメなんだ!!

夜卜の器になったからわかる ヴィーナの斬撃とは違う
彼女が会心や退魔の斬撃だとしたら
夜卜のは・・・断絶・・・根絶!
全てを終わらせられると夜卜の手が言っている!

それは夜卜にも分っていた。
手応えがあったのだ。
術師のあんな顔は初めて見た。

でも今は雪音が先
暦音!! 唱え“驟雨”

そう命じられ、兆麻は従うしか無かった。
了解・・・
汗の神! 手汗 脇汗 汗ダルマ(臭雨)!!

思っていたのと違う!!
待って 今のなんの呪歌?

しかし兆麻はそれに答えず、
雪音が見えたと告げる。

雪音が見えた。
しかし、雪音は去って行く。
術師を乗せて・・・

雪音 待て!
このままじゃ 天照に狙われる!
雪音ー!!
遠ざかっていく雪音と術師。

離さないで 本当に大切なものを
守れるのは あなただけだから
自分を信じてあげて・・・!

朝が来て、目覚めた ひより。
果たして彼女は・・・