漫画好きのひとり言

気まぐれに漫画の感想とか

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic (原作/渡航 作画/伊緒直道) 103話

ついに最強のクイーンが動き出した。
八幡が企画立案したプロムを見て、彼を呼び出したのだ。

結衣が心配しているが、平塚先生と二人で面談。
この直接対決で、下手な手を打てば終わり。
果たして・・・

・・・これは、あなたが考えたこと?

一部生徒のご意見、ですかね。
高校生らしい派手なやつがいいって層もいるもんで

そう・・・

少し間を置いて、雪乃の母は口を開く。
・・・・当て馬
悪くない手だけれど、少し粗が目立つわね
選択肢が増えても根本の問題が解決されていなければ
難しいと思うけれど
・・・そのあたりは、どう考えてるの?

まぁ、こっちの手なんて お見通しだよな・・・

平塚先生が助けてくれた。
実際問題、プロムの自粛に対して
一部生徒の反発が予想されるのは事実です
であれば、ある程度 管理下にある状況を
選択したほうが賢明かもしれません

生徒会でも皆様にご納得いただけるよう計画の修正をしています
そう言いながら平塚先生は企画書の改訂版を差し出す。

説得する要素は揃っていると思うけれど、
皆さんのご理解を得られるかどうか・・・
頑なでいらっしゃる方も中にはおられるから

なかなか良い返事が得られない。
しかし、今の発言で八幡は確信した。

雪乃の母がプロムを潰したがっているように見えたが、
実際は違う。
本当にプロムに反対しているのは、
この人の背後にいる名も知らぬ保護者たち。

陽乃が「あの人(母)、プロム自体は
どうでもいいと思っているはずだから」と言っていたが、
まさにその通りだった。

要するに この人は
先方の意向を受けて仕向けられた交渉人でしかない

このゲームのプレイヤーは別にいて、
雪乃の母はゲームの駒でしかない。
もちろん、最強の駒ではあるが。

ならば、こちらにも打つ手はある。
・・・では、その「皆さん」とやらを説得するのに
ご協力いただけないでしょうか

説得する要素自体はある。
だから交渉人が言えば、結果は変わるはず。
重要なのは「何を言うか」ではなく「誰が言うか」だ。

あなた、面白い子ね

お断りするわ

だってそうでしょ?
私がそうまでしてプロムを通す道理がないもの
なかなか筋はいいけれど、あなたのそれは
結局、詭弁の押し付けにすぎない

他人と交渉したいのなら
次からは何かしら交渉材料を用意しなさい
坊や

交渉材料・・・
それならある たったひとつだけ

短い時間でよく頑張ったほうだと思うもの
誰がやったのか 気になるくらい
・・・ごめんなさい そういえば お名前 伺ってなかったかしら?

比企谷八幡です

これがそのたった一つの交渉材料。
雪乃の母は、その名前に思い当たる節があっただろう。

俺は入学初日 交通事故に遭っている
由比ヶ浜の犬を追い、そこに折悪しく
雪ノ下を乗せた車が通りかかった
そして、その車の所有者こそ・・・

このカードは、普段は使いどころの無いクズカードだ。
しかし、ある一定条件下では、クイーンを落とすことだってできる。

そう・・・ あなたが・・・

ここで八幡が先手を打つ。
頭を下げながら・・・
その節は大変ご迷惑をおかけしました
諸処、両親に任せてしまったので、ご挨拶できず失礼しました

こちらこそ、うちのものがご迷惑をおかけして本当にごめんなさい
その後、足のお怪我の具合は?

おかげさまで無事完治しましたんで
前より丈夫になったくらいです
プロムの際には踊ってご覧に入れますよ

・・・大した胆力だこと

・・・やるわね

恐縮です

気が変わりました
保護者の方たちとは私がお話ししてみましょう
できれば先生にもご同席いただけると助かります

日程の候補をいただければ調整します

比企谷くん、また会いましょう
そう言いながら去って行く雪乃の母。

平塚先生は八幡の肩を叩き、よく頑張ったと労う。
そのうち時間が出来たらラーメンでも行くか

いいですね それ

けど、その前に・・・ 最後の大仕事
・・・わかってるな?

私はこの後、出なくてはならない
雪ノ下に修正案を軸にプロムを進めると伝えてくれるか
言い方は君に任せる

八幡は奉仕部へと向かう。
・・・やっぱり ここにきてたのか

・・・・ こんにちは

数多くの時間を過ごした教室に座っていた雪乃。
まるで八幡を待っていたかのように・・・