漫画好きのひとり言

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つぐもも (浜田よしかづ) 141話

「かずや達全員」対「たうなで」

勝てば放免、負ければ従属。

 

かずやだけではなく、しらねも一緒に戦うのだから、

負ける事はないだろうと思ったが、

この条件は相手が提示してきたモノ。

たうなでの実力は相当なモノなのだろう。

 

かずやが外部霊力感知で探ってみたが、

素手だし霊力も普通だし、特別強いようには見えない。

 

白羽儀から黄泉国の死者や手勢を傷付けてはならないと言われているが、

相手は賊なので多少の怪我は良いだろう。

早速、攻撃に移るかずやとしらね。

 

かずやは帯小槌連打、しらねは白宝剣百分裂で たうなでを攻撃。

しかし たうなでは防御する構えをせず、霊力に動きもない。

このままでは全弾命中するだろう。

 

さすがに殺すわけにはいかないので、

剣や帯に手応えがあれば深手にならないように

攻撃を止めるつもりでいたが・・・

 

手ごたえがない!?

土埃が収まると、剣や小槌は全て たうなでの足元に落ちていた。

手ごたえがなかったと言うことは、いなされて撃ち落としたのではない。

縦横無尽の射線をすべて避けたのだ。

 

捌きいなし撃ち落とした方が安全で効率が良いはずなのに

そうしなかったのは何かからくりがあるはず。

そのからくりを探らなくてはいけない。

 

しらねは中距離攻撃の白宝剣仙伸突

かずやは糸信の霊辿刺で攻撃してみるが、

全ての剣と針がそらされた。

 

術を使ったようには見えないので、かずやは内部霊力操作で

霊力を糸信づてに送り、外部霊力感知で視てみた。

 

たうなでの周囲に霧が見えた。

粘度の高い霊力の霧が攻撃をいなしていたのだ。

 

からくりが分かれば対処法はある。

しらねは接近戦用の白宝剣乱刺でたうなでを攻撃。

至近距離でも霧にいなされるが、ここでかずやは響華の蒼震笛で

霊帯 衝甲音(霊力を帯びた衝撃波)で霧を吹き飛ばす。

 

たうなでを守っていた霧は消えた。

必勝の間合い!

しらねは白宝剣超近接連続斬撃を仕掛ける。

 

峰打ちで済ませてやる!!

白宝剣百華千迅!!!

 

決まったかに見えたが、

攻撃しているしらねは驚きの表情を見せる。

霧を吹き飛ばしたのに手ごたえがないのだ。

 

よく見てみると、たうなでの手が動いていた。

手に纏わせた霊力でいなしているのだ。

しかも片手。

完全に舐められていた。

 

しらねの攻撃をいなしながら たうなでは「ふう・・・」とため息をつく。

これはしらねにとって屈辱。

攻撃が退屈なのか?

 

手加減を忘れ、しらねは奥義を繰り出そうとしたが、

かむあどの「いつまで舐めプしてんだ たうなで失礼だぞ」の声に反応して

初めて たうなでの手が攻撃に転じた。

しらねの腹部を軽く叩いたのだ。

 

ダメージを受け倒れ込むしらね。

しかし たうなでは「あっ ごめんなさい 

何か技を出すところだったのに・・・」と、

軽い気持ちで叩いたという感じだ。

 

あまりの力の差に、かずやは皆と相談して全力で戦うしかないと決意する。

内部霊力操作で霊力を高め、それを皆に注ぐ。

大綱励起!!

 

大綱励起は効果が切れると しばらく付喪神の能力が使えなくなるが

それでもここで使わざるを得ない。

そそぐのお酒「八速」「七強」「六坊」で身体を強化

かみがかりを除いて最強の状態だ。

 

かずやが準備している間、たうなではずっと待機中。

かずやがパワーアップしているのは分かるはずですが、

それでも余裕のようだ。

 

まるで底が見えないたうなでの実力。

かずや達は勝てるのか!?