漫画好きのひとり言

今までありがとうございました!

惰性67パーセント (紙魚丸) 87話

レポート作成中の北原。

お腹が空いたようで冷蔵庫を開け、

「いただきま・・・」と、まさに食べようとした瞬間、

ピーンポーンと呼び出し音が鳴る。

 

おら達ぃ 業務用スーパーに挽肉さ買いに行っただが・・・

道に迷っちまって 日もとっぷり暮れちまい どうにもなんね

えっと・・・ 腹ぁ減って一歩も動けねぇ だっけ?

 

吉澤と違って西田は言わされている感ありありで苦笑。

そもそも北原のアパートに来る事が出来たなら、

そこから自宅に帰ることも出来ただろう。

 

ええ すごいな お前ら!?

この時間(PM 7:00)に連絡なしで人んち上がり込んで

晩飯 要求してんの?

 

ちょ ちょ 人聞き悪いな

ちょうど家の前 通りかかったから

一緒に晩飯 食おうぜ って話よ

 

ところで・・・

ここで吉澤は北原の食卓に目を移す。

これは・・・・?

キャベツにトマト、そしてハムが そのまま置いてあった。

 

何って・・・ ちょうどこっちも晩飯にしようとしてた所だったから・・・

(吉澤)

(西田)

(北原)

 

サンドイッチでも作るのか?

いや?

台所では料理しないタイプ?

まぁ あまり・・・

皿に乗った野菜にハム・・・

全部 調理せずとも食べられる食品・・・

これはもしかして・・・

これ そのまま食べて 晩飯にするつもりだった?

 

そうだけど・・・(若干恥ずかしそうな北原が可愛い)

まじでか!?

おまえ そんな食生活してたら 病気になるぞ

 

病気にはならないか!

食うもの食ってるしな!!

 

こんなもん そのまま食っても美味しくないだろ!?

いや 料理とかめんどくさくて・・・

あー そういえば 鍋の時

お前 材料全部まとめてつっこんでたな!?

 

業務用スーパーで買ってきた挽肉に・・・

キャベツ・・・ トマト・・・ ハム・・・

餃子作ろう!

 

そんなわけで、吉澤主導で餃子を作ることに。

足りないものを買い足し、準備OK。

 

餃子の皮を百枚買ってきた事に北原が驚いていた。

百個作るのか?

少ないか?

ラノベの主人公みたいなボケかましてんじゃねぇよ!

 

吉澤が言うには

餃子は炭水化物、肉、野菜がバランス良く含まれている完全食品らしい。

(あながち嘘でもない)

 

野菜をみじん切りにして、残りの材料を全部入れて混ぜ、

餡が出来た所で皮包みに入る。

吉澤の包み方は独創的だが、

オーソドックスな包み方は難しくてできない!らしい。

 

ちなみに西田は器用にオーソドックスな包み方をしていましたが、

初心者の北原はさすがに出来ずに、ラビオリと称されていました。

 

包んであれば問題ないからと、とにかく包みまくる3人。

たまにやる分にはレジャーだなと楽しそう。

そして熱したフライパンに餃子を敷き詰め

ごま油を回しかけ・・・ 熱湯100ccを注いで蒸し焼きに

 

手手際よく調理を進める吉澤。

完成~っ!! と餃子を皿に乗せる。

 

餃子を口に運び、ビール缶を開ける北原。

ビールに合う!!

餃子にビール、合わないわけがない。

あたしレポート途中なんだけど!!

そうだったねぇ。

 

しらんがな

 

ところで餃子のヒダ

見栄え以上に何か意味あんのか疑問だったんだけどさ~

北原のラビオリ餃子

そう言いながら北原作の餃子を箸で立てるが、すぐに倒れる。

直立しない!

だから焼くときに場所食うんだよ

餃子の形にはそれなりに合理性があるって事だな

 

そう言われてムッとする北原。

いや・・・ でも味は美味しいよ

西田のフォローに可愛い笑顔を見せる北原。

 

しかし吉澤は間髪入れずに北原の肩を叩き

それは餡の味付けと焼き方が上手いから・・・

吉澤ってば、酷い。

 

でも北原の西田に対する印象は良くなったはず。

というか、西田が普通に羨ましすぎるんですけど!!