憂国のモリアーティ(原案/コナン・ドイル 構成/竹内良輔 漫画/三好輝) #47
ミルヴァートンはホームズとモリアーティが鉢合わせするように誘導していたのだ。
そしてホームズは自分よりも犯罪卿であるモリアーティの逮捕を優先すると。
犯罪卿は邪魔な存在なので、
モリアーティを逮捕すればメアリーを強請ることを止めると言う。
つまり、メアリーへの脅迫は、
ホームズによるモリアーティの逮捕が目的だったわけだ。
思い通りの展開になり、二人に全てを語り、満悦至極のミルヴァートン。
しかし、彼は読み間違えていた。
ホームズはミルヴァートンが思うような人間ではなく、
そしてホームズはモリアーティの正体に薄々勘付いていたのだ。
つまり、ホームズが今 最も許せない人物はミルヴァートン。
この事に気付いたミルヴァートンは、慌てて脱出を試みるが、
ホームズに撃たれて海中に没する。
・・・死体が上がれば良いが、どうなのでしょうね。
奇跡的に生きていた!なんて事は無いよね?
そして殺人者になったホームズは逮捕。
これはさすがにモリアーティも想定外・・・と思いましたが、
どのみち人殺しをさせるつもりだったみたいですね。
それはホームズに自分を殺させる事。
一人殺したなら、二人殺すのも同じ。
つまり、これで間違いなくホームズはモリアーティを殺してくれるはず。
モリアーティがこんな事を考えていたとは!!
いや、モリアーティも人殺しに違いないのだから、
いつかは裁きを受けるべきかもしれないが、相手はホームズが良いというのか。
これも彼の哲学なのかねぇ。