漫画好きのひとり言

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ダーウィンズゲーム (FLIPFLOPs) game#97

まずセイゲンが語ったのは、自分がいた世界の事。
 
セイゲンはGMゲームマスター)ではなく、
Dゲームのプレイヤーに過ぎなかった。
 
彼の異能は強力な念動力で、
その力でトップランカーにのし上がっていた。
そしてクランを結成し、シブヤ周辺を縄張りにしていたらしい。
 
GMは至道イザヤ
つまりセイゲンのいた世界は、
カナメ達のいる世界とあまり変わりが無い世界だったのだ。
 
そしてセイゲンはシブヤ宝探しゲームに参加。
カナメはここで初めてDゲームに参加しているわけですが、
セイゲンのいた世界では参加していないようだ。
 
ちなみにレインやシュカは宝探しゲームに参加していて、
リュージやスイは、このイベントで命を落としているらしい。
 
カナメは王の事も気にしていましたが、イベントには王は不参加。
その理由は・・・?
 
ある日、トップランカーであるセイゲンにイザヤが接触してきた。
イザヤは、未来に起きるグリードの危機に備えるため
優れた異能使いを生み出し、選別する目的でDゲームを創ったと語る。
そしてセイゲンにはエージェントになって欲しいと依頼してきたのだ。
 
当時のセイゲンはグリードの危機には興味が無かったが、
提示された多額の報酬と特権に惹かれ、依頼を引き受けていた。
 
セイゲンの主な任務は計画の邪魔になる者の暗殺だった。
彼の念動力なら、触れる事も無く相手の心臓を握りつぶせる。
 
イザヤは子飼いの人間を内閣に送り込み、
政敵になる者を排除し、政治に影響力を行使していた。
 
エージェントはセイゲンだけではなく、他にも数名いたが、
イザヤは王もスカウトしたかったようだ。
 
しかし王はイザヤも知らないうちに・・・
Dゲーム外で死亡していたのだ。
セイゲンはシブヤで縄張り争いをしていたので、
王が死んだという話はよく覚えていると語る。
 
王が死んだ?
カナメはかなりショックを受けていましたが、
これはセイゲンの世界の話。
 
ここでピンときますよね。
あの特別なグリードは、
セイゲンの世界の王をコピーしているのではないかと。
 
セイゲンは話を続ける。
カナメも参加したイベントが続く。
ハンティングゲーム、そして海賊王との決闘
ここからGMの思惑は少しずつ狂い始める。
 
異なる世界線との戦いであった「海賊王との決闘」
ここで選抜チームは大敗し、多くのプレイヤーを失う。
そしてイベントの開始とほぼ同時に世界をグリードの大群が襲った。
人類はあらゆる場所で敗退を重ね、生息域を狭めていった。
 
それから五年後にイザヤは東海道打通作戦を計画。
GM自らがグリードの流入口となっている時空間の綻びを封じる作戦。
まさに決死行だった。
結果は・・・
 
失敗です
東海打通作戦は無惨な失敗に終わったのです
 
失敗・・・カナメの衝撃は大きかった。
セイゲンは詳細を語り始める。
 
作戦目標はグリード最上級統率個体
仮称グリード・コアの撃破
そしてGMによる時空歪みの修正
 
当初 作戦は順調に推移
熟練の異能使いのみで構成された部隊は強力。
セイゲンは作戦の成功にほのかな期待を抱き始めていた。
 
しかし決戦に備え休憩を取ろうとしたその瞬間、
巨大な地震が富士山麓を襲った。
崩れ去るビル群によって部隊は分断され、
その混乱に乗じてグリードが強襲
 
グリードは最大戦力である三体を同時に投入してきた事から、
グリードはこの地震を予知していて、利用するつもりでいたのだろう。
(もしかして、その地震もグリードが引き起こしていたりして)
 
もはや勝ち目はなく、敗走するセイゲンとイザヤ
ビルの影に潜んで一息ついた二人だが、
その隙をグリードは逃さなかった。
 
イザヤは切り裂かれ、セイゲンは視力を失った。
もはやここまでと死を覚悟したが、
殺される前に一匹でも多くのグリードを道連れにするつもりだった。
 
しかし その時 不意に声が聞こえた
先に殺されたはずのイザヤの声が。
今となっては幻聴だったかとも思います
ですが 確かに聞こえたのです
『すまない 後事は託す』
 
ここでセイゲンは直感として理解した
イザヤの力が自分(セイゲン)に移ったのだと。
 
セイゲンに無限に広がる美しい世界線が見えた
そしてそれを台無しにしているのがグリードなのだと。
怒りに震え、グリードを異能ですり潰さんとするが・・・
 
また失敗?
大丈夫 最初からやり直せば良いよ
今度こそ
そうだ もう一度 やり直しだ
 
そんな声が聞こえたと思ったら、
フッとグリードの気配が消えてしまった。
 
グリードはセイゲンの世界から完全に消えた・・・
つまり世界線を越えたのだ。
 
それはGMの力。
グリードはイザヤの力を奪ったという事だが、
イザヤは殺される時にそれを察して、セイゲンに力を託したのだ。
 
結果としてGMの力は不完全な形で二つに分かたれてしまった。
そして、その分裂に呼応するかのように
世界の崩壊が始まってしまったのだ。
 
世界は自らを維持する事を止めたのだ
セイゲンは絶望した
しかしやるべき事が残っている事も自覚していた
元凶たるグリードを追う
そして必ず 討ち滅ぼす
 
セイゲンは知覚を広げ、奪われた力の片割れを探し、
そしてこの世界にやってきたのだ。
それが今から20年前の話。
 
GMとしての力は失われたが、異能だけは残った。
異能とかつての世界での知識を使って、
救世の為に作り上げたのが「くちなわの会」
 
そしてセイゲンがカナメに頼みたかったことは、
東海打通作戦でセイゲンに同行し、
グリードを討つ為の協力をして欲しいと言うもの。
 
それだと軍の作戦を無視しないといけない。
さすがに、カナメもそこまでのリスクを背負ってまで、
セイゲンに協力出来ない。
 
ここで拒もうとするカナメを制し、レインが口を挟む。
 
なるほどセイゲンさん
あなたの話は実に興味深いものでした
それにリュージさんの異能にも反応しない以上
あなたがそれを心の底から信じているのも確かでしょう
 
ですが証拠は一切ない
私達の命運を そんな妄想じみた話に委ねるわけにはいきません
 
そしてレインは協力を求めるならイザヤではないかと言うが、
それは違うとセイゲンは言う。
そもそもグリードから守るべきモノは、
イザヤの命ではなく、イザヤが持つ力なのだ。
 
そしてセイゲンは自分の話の証拠となるものがあると言う。
それは元の世界から持って来たモノ。
 
スマホは壊れてしまったが、
撮影した画像データをプリントアウトしていたのだ。
 
視力を失ってしまい、見ることは叶わないが、
これを手に取ると不思議と懐かしい気持ちになると言う。
 
これはかつての東海打通作戦の時
出撃前に撮った最後の写真です
 
その写真を見せて貰ったカナメとレイン。
そこにはイザヤオボロ、そしてセイゲンと思われる人物に・・・レイン
 
驚くレイン。
あ ありえない!
私にはこんな写真を撮った記憶は一切ありません!
 
これはもうセイゲンの話を信じるしかないでしょう。
それに特別なグリードを討つというのなら
ダンジョウの弔い合戦にもなる。
これはもう依頼を引き受けるしかない。

月刊少年マガジン 2021年7月号

ましろのおと」、「ノラガミ」、「ボールルームへようこそ」は、
それぞれ別記事にしています。
ちなみに「双穹の支配者 ~異世界おっぱい無双伝~」は休載です。
 
空のグリフターズ ~1兆円の詐欺師達~ 加藤元浩) 6話
上手いこと噂を利用してガブリエルと交渉できたが、
空が風月から使うように言われた偽名は、
既に亡くなっている人物だったようだ。
 
それを知ったガブリエルは当然、激怒。
このままでは、この話はご破算だが・・・
 
風月の作戦ではガブリエルを怒らせることも予定に入っているのか?
 
め組の大吾 救国のオレンジ 曽田正人) 八話
大吾はあのホテルのオーナーの子供だったのか。
贖罪の為に、今度は命を救う側に回ったわけだね。
 
自棄になっていた大吾に生きる意味を与えたのは朝比奈大吾。
なるほどなぁ。
 
駿のおかげで危機を逃れた大吾。
今度は大吾が駿を救う番だ。
 
ちなみに次号休載。
 
終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅 (原作/鏡貴也 漫画/浅見よう キャラクター原案/山本ヤマト) 45話
「柊」は何故、これほどの力を持てたんだろう?
 
真昼の言葉が暮人の心に刺さった。
柊が得た絶対的な力とは一体、何なのか。
 
しかしそれを調べるには時間があまりにも足りない。
世界は明日終わるのだ。
それも一体、誰が決めたのか。
 
暮人は父と直接 話をするつもりのようですね。
でも、耳を貸すかなぁ。
 
龍帥の翼 史記・留候世家異伝 川原正敏) 五十九話
窮奇が死ぬとは思わなかったが、かなり危ない状態だった。
 
暗闇が兵士達に恐怖心を生ませたのが大きかったか。
追撃の手が緩んだおかげで、張良の危機に間に合ったのだ。
 
くろアゲハ 加瀬あつし) 87話
凪沙にもヤバい過去があったのだ。
それを握った相沢・椎名・信愛。
もう凪沙のターンはないでしょう。
 
そしてエイラは全てに決着を付ける為、レースに挑む。
これがラストランだと覚悟し・・
勝っても負けても男だとバラす気かなぁ。
 
あ、レースに勝って、そのまま姿を消すのもアリか。
伝説になれるよね。
 
龍狼伝 王覇立国編 (山原義人) 43話
いつの間にか私怨に走っていた。
馬超がそれに気付いてくれて良かった。
 
そもそも、ここで馬超が死んだら可笑しいもんね。
これで志狼に大きな借りが出来た馬超
今後は歴史通りの働きをしてくれるのでしょう。
 
ちなみに次号休載。
 
鉄拳チンミ Legends 前川たけし) 161話
こっそり追加の秘薬を手にしていたのか。
かなりのダメージを受けたものの、なかなか往生際が悪いサンヨウ。
さらに秘薬を飲んでパワーアップ!
 
・・・そろそろ自壊しないかなー
 
異修羅 -新魔王戦争- (原作/珪素 漫画/メグリ キャラクター原案/クレタ) 4話
勇者を決める上覧試合も、裏では色々と駆け引きがあるようだ。
まあ、勇者を有する国がマウントを取れそうだもんな。
どの国も必死か。
 
しかし、あまり横道に逸れられても分かりにくくなるから、
出来れば試合を始めて、そこで駆け引きをして欲しいものです。
 
恋は世界征服のあとで (原作/野田宏 漫画/若松卓宏) 22戦
CM撮影とはいえ、ケーキ入刀はさすがにダメージが大きい。
不動もデス美が同じ立場なら・・・とやっと気付いたようだ。
 
CM撮影より先にデス美とケーキ入刀を済ませようとしたが、
デス美と連絡が取れないまま、撮影の日に。
 
でも撮影現場に究極怪人が乱入。
この恐ろしい怪人のせいで撮影は無茶苦茶になりそうだな。
案外、不動はホッとしたりして?
 
愚者の星 遠藤浩輝) 23話
白蛇はとんでもない兵器だった。
しかも操縦者は男女のカップル。
何とも苦い勝利だったでしょう。
 
でも恨むなら、こんな非情な指示をした上層部でしょう。
敵を憎んでもなー と思う。
敵(シンタ達)も殺されない為に必死で戦ったんだし。

ボールルームへようこそ (竹内友) Heat 61

誘ってくれた人の名は蔵内一創
そして この会話を聞いていたのか、袴田天獄という男性も
お出掛けに参加。
 
多々良は二人の名前を以前から知っていた。
昨年の三笠宮杯で袴田は1位、蔵内は3位だったのだ。
 
凄い人達とお出掛け・・・ まあ、買い物だったのですが、
何か色々と安いからとかお得だからとかで
買い物カゴにどんどん入れるから、ちょっと予算が心配になったよ。
 
でも何故か、多々良は二人と居ると心が落ち着くようだ。
帰り途中で店に寄り、食事をとった三人。
ここで多々良は二人に悩みを打ち明ける。
 
でも自分の事とは言いにくかったようで、
知り合いの話という事で聞いて貰っていた。
 
その知り合いは・・・
上手い女子の実力で優勝させて貰ったくせに
最近ちょっと自信をつけつつある
 
それで憧れの女の子に
ちょっと気を掛けて貰えただけで頭いっぱいで
今の相方の気持ちを蔑ろにしている
 
その憧れの人とは花岡雫
 
当然、袴田と蔵内も雫の事は知っていて、
その知り合いの人は兵藤組くらいの成績は出せている子なの?と聞かれる。
 
それが・・・・涙が出るほど下手くそな
クソ雑魚リーダーなんですよぉぉ
 
多々良は自己評価が厳しいなぁ。
兵藤はライバル視もしていないだろうと言うが
それでは同じフロアに立つのが「楽しみだ」とは、
どういう意味なのだろうか。
 
そして多々良も兵藤の事は一度も意識したことがないし、
正直苦手だし、関わり合いたくないと思っている。
試合で競い合う様な立場だとも毛頭考えていないと言う。
 
それを聞いて、袴田は・・・
そいつは大切な人と思い出作りをしたいだけなんだよ
そういうヤツなの
 
それで多々良は腑に落ちたようだ。
スッキリした。
 
あくまでも知り合いという体で話をしていたが、
蔵内は分かっていた。
 
そしてこんな不純な理由でダンスを好きになって御免なさい
と言う多々良に、不純なんかじゃないと蔵内は伝える。
 
ダンスが好きだという気持ちだけで
今までずっと努力してきたのでしょう?
 
それは蔵内も同じだから。
家庭の事情でダンスを止めることになっている蔵内ですが、
本心は止めたくないのでしょう。
多々良は自分の悩みを聞いて貰ったのだから、
今度は多々良が蔵内の力になってあげる番かも。
 
ちなみに次号休載。