漫画好きのひとり言

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憂国のモリアーティ (原案/コナン・ドイル 構成/竹内良輔 漫画/三好輝) #51

要人の警護に人員を割いているせいで、
市内の巡回要員が減り、治安が急激に悪化。
この状況を長引かせるわけにはいかないが、
また要人が一人、モリアーティに殺された。
 
そんな窮地の警察(レストレード)の頼みの綱はホームズだ。
ホームズはこれまでの犯罪卿が関わったと思われる裁判記録から、
一つの結論が導き出されていた。
 
貧民街の子供が起こした裁判、その子供はリアム。
その後、弟と共にモリアーティ家の長兄に連れられ養子となり、
屋敷の火事を契機として次男ウィリアムと入れ替わった。
つまり三兄弟は端から共犯。
三人で犯罪卿・・・
 
ノアティック号での殺人の件でホームズは目を付けられ、
緋色の事件でホームズに利用価値があるか試したのだ。
 
その後の事件も、そういった視点で見ていくと、
全てが繋がっていく。
 
全ての事件に隠された意図・・・
とある目的の為に実行されてきた計画・・・
 
犯罪卿のやりたい事、考えている事、
これから何をしようとしているかまで
今のホームズには全てが見える。
 
ついに追い付くことが出来た。
やっと犯罪卿と同じ地平に立ったのだ。
 
ここからホームズがどう動くか?
ホームズには犯罪卿が期待する自分の役割も分かっていた。
もちろん、その通りに動く気はない。
 
女王陛下に呼ばれたホームズ。
呼び出された理由は明らかですね。
ワトソンも連れて女王陛下に謁見するホームズ。
果たしてホームズは女王陛下の期待に応えることが出来るのか?
 
そして犯罪卿の計画もいよいよ佳境。
このロンドンに火を放つ
 
えっ? そんな事をしたら、
貧しい人達まで巻き添えになってしまうぞ。
どういう計画なのだろうか・・・