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悪役令嬢転生おじさん (上山道郎) 3話

トラックに轢かれ、乙女ゲームの悪役令嬢・グレイスに
転生した公務員の憲三郎
 
娘の影響で乙女ゲームの事を知っていて、
自分の役割は何となく分かっているが、
転生前の人格の良さがつい出てしまうという・・・
 
主人公のアンナを生徒会に入れるかどうかで、
グレイスは意見を求められるが、
平民なのに成績がトップなのは、その能力の高さの証左なので、
生徒会メンバーに加えたくなるのは当然と語る。
 
つい部下の勤務評定のノリで
客観的な評価をしてしまった憲三郎
 
でも悪役令嬢なら、
平民を生徒会に加えるのは学園の伝統を汚す行い
アンナの生徒会入りを反対するもの。
 
他の者から意外な目で見られ、
やっと気付くが、もう遅い。
アンナグレイスから高く評価されて嬉しそうだ。
(アンナからは嫌われないといけないのに、好感度爆上げだ)
 
それなら生徒会に入れた後、
マナーや礼儀作法を厳しく教えると高圧的な態度で宣言すれば、
アンナをビビらせる事が出来るはず。
 
でも、それが憲三郎に出来れば、
ここまで慕われるわけがない。
私が教えて差し上げますと、
どうしても優しい言い方になってしまう。
 
グレイスが後押しするなら、
生徒会のメンバーも安心しますよね。
 
こうしてゲームの攻略対象キャラの
好感度も上げてしまうグレイスなのでした。
(これはこれで妨害キャラと言えるかも)
 
そして魔法の実技授業。
この世界では、魔法杖で基礎法陣をダウンロードし、
その中に古代魔術文字で命令を書き込むことで、
魔法を発動させるらしい。
 
長い間使われていた歴史があり、
この世界では使われていない言葉。
それなら現代日本の漢字でも通用するはず。
 
グレイスの考え通りでしたね。
しかも、なかなか強力な魔法として発動。
 
主人公アンナを救うために、
暴走したゴーレムを停止魔法で止めた事で、
さらに周囲の評価は爆上げ。
・・・このままではゲームの主人公になってしまいそう。