漫画好きのひとり言

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人狼機ウィンヴルガ (綱島志朗) 番外編 ゼイン

それはゼインがエイトラウンズに入る少し前の話。
 
相変わらず、女性を玩具にする事しか頭にない
ドミネイターの男達。
 
セインはそれに交ざらず、見ているだけ。
止めることもしなかったが、一つだけ譲れない事があった。
 
「女の子の願いを叶えてあげられるのが本当の男なの」
「女の子に求められた時 応えられる男になってね」
 
だから、陵辱されている女性が「ころして」と言うなら、
願いを叶えるため躊躇無く撃った。
 
楽しんでいた男達からすると、唐突に撃つので堪ったものじゃない。
これで何度目か。
 
いつもゼインの言う事は同じ。
「女は楽しんでなかった」
また懲罰房送りだ。
 
でも、それがエイトラウンズに入るキッカケになる。
 
ドールマンは女性隊員にレクチャーをした後
(内容はご想像にお任せします)、
グロリアから部隊の補充員の件で相談される。
 
プロフェスとスノゥが抜けたので、何人か候補に挙げられたが、
その中にはゼインの名前もあった。
 
経歴には戦場で捕虜を殺害したとあるが、
現場に居合わせた者と本人の供述を読んで、
ドールマンは色々と察したようだ。
 
女の願いを叶えてやったというのが気に入ったのだ。
でも死は救済ではない。
愛してやることが重要。
それを教えてやる。
 
こうしてドールマンの指揮下に入ったゼイン。
ドールマンは常々言っていた。
 
俺が抱きたい女は俺が決めるし
俺は俺を求めてくれる女としか寝るつもりは無い
それが俺の正義だ
 
その言葉を胸に、今日もゼインは戦う。
「やっぱり・・・ SEXは正義だったんだな」
 
お、おぅ・・・
まあ、頑張れ、ゼイン。