漫画好きのひとり言

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人狼機ウィンヴルガ (綱島志朗) 43話

フォルカが真白に会うために隊を飛び出して3週間。
その間に隊は大きく変化していたようだ。
 
困惑するフォルカがミドリに詰め寄ると、彼女の指導の下、
組織は「ルイーズ・オピニオン」と名付けられ、
ある理想を掲げていた。
 
目指すのは男支配からの女性解放!
自由の獲得!
 
ここまでは良い。
しかし驚いたのは、次の言葉。
 
それすなわち 女性だけの世界の実現!!
その世界に男は不要!!!
 
本当にグロリアがそんな世界を望んでいるのか?
真白はミドリに訊くと、彼女は壁を叩いて、こう言った。
 
男なんてのは ほんの一瞬の快楽のため
女を玩具にする ただの害虫

そして女は身体に寄生虫を埋め込まれ
数ヶ月も苦しみ続けるの
生物として こんな理不尽あっていいわけないでしょうが!
 
ミドリは憎しみの表情を浮かべていましたね。
寄生虫というのは、胎児の事か。
しかし、この表現は酷すぎる。
ミドリに一体、何があったのか?(まあ、想像はつきますが)
 
グロリアに会いたいという真白達ですが、
絶対安静が必要で、医療カプセルで治療中とのこと。
カプセルから出ないと会えないようだ。
 
案内はフォルカに任せ、ミドリは真白達を後にしたが、
彼女は計算外の出来事に頭を悩ましていましたね。
 
それはミドリが計算していたよりも早く
フォルカが真白を連れてきた事。
 
隊全員の教育が終わっていない内は
まだ動けない・・・
 
これは気になる所。
教育というより洗脳では?と思うのですが、
何か行動するつもりでいるのが分かりますね。
一体、何を企んでいるのでしょうか。
 
側近が「面倒なら いっそフォルカごと・・・」と、物騒な事を言う。
つまり真白の理想とは相反する事を考えているという事か。
 
しかしミドリは、その発言に激怒。
側近の首を捉え、そのまま壁に叩きつける。
 
フォルカを害するような発言は許しません!
あなたたちは取り敢えず真白と飛花を監視していなさい!
真白(あの女)には使い道が いくらでもありますからね
 
フォルカには優しいが、真白には酷い言い方をするミドリ。
まあ結局、真白は男から酷い事をされていないですからね。
仲間意識とか無いでしょう。
 
ミドリの変化が気になった真白と飛花は、
フォルカに自分達と別れた後、何があったのか訊いていました。
 
それはまさに死んだ方がマシなほどの地獄。
壊滅したアヴァン・ルージュは力を失い、
グスターという者達に支配された。
 
彼らはドミネイター相手に女性を提供する下衆な輩。
二人は毎日のように男達の相手をさせられたのだ。
 
フォルカは腹部に爆弾が仕込まれているので、
ストレス発散のサンドバッグとして、
ミドリは性欲処理の対象として・・・
 
そして、とうとうミドリに怖れていた事が起きる。
 
今回はここまでですが、
ミドリに何が起きたのかは明らかですね。
 
男を憎むには十分な理由があったと言えるでしょう。
果たして真白は彼女の心を救えるのか?
死んでお仕舞いというのだけは勘弁だぞー