漫画好きのひとり言

今までありがとうございました!

ましろのおと (羅川真里茂) Track.105

アニメの人気に引っ張られるように、
テーマソングと劇中歌を手掛けた若菜も人気が出ていた。
三味線の人気は有り難いが、若菜に比べてSTCの人気は・・・
 
秋田の会場は客の入りが7割を切っていて、
荒川はモチベーションが上がらないようだ。
 
しかし、それを雪は怒る。
そして祖父から聞かされていた言葉を伝える。
「聴いでける人がいる それは たんだ たんだ 有難い」
 
聴いてくれる人がいれば、そこに自分の音が残る。
それが生きた証になる。
 
若菜のもとに戻った梅子。
若菜に雪の事を話していました。
 
雪はダメだ 松吾郎より運がねぇ
やっぱ小さい事務所はダメだな
むしろコンサート出来でるのが奇跡なくれぇだ
 
その後、コンサートで舞がマイクを倒した事と
それを雪がフォローした事を聞いて
「さすが雪だ」とご機嫌になる若菜。
 
でもその反応に、梅子は頭を悩ましていましたね。
雪の話を聞いて、負けていられないと思わない若菜。
闘争心が必要なのは若菜の方だったのだ。
 
秋田のコンサートが終わり、
テンションが落ちていなかった演奏にホッとする金城達。
そんな中、雪が口を開く。
 
次のコンサートで「春暁」ば 弾がせで貰えねぇべが
 
これには皆が驚いていましたね。
まさか雪の口から「春暁を弾きたい」という言葉が聞けるとは。
 
春暁は演奏時間が長いので、荒川は難色を示しましたが、
多数決でラスト手前の曲として入れる事に決定。
 
舞は雪に「どうしても弾きだい?」と訊いていましたね。
頷く雪に「あれを「今」弾ぐ時だど思ったんだな?」と続ける舞。
それにも頷く雪に聴ぎたいと素直に思う舞。
 
そして食事の後、舞は雪と二人きりになり、
自分の決意を雪に伝えていましたね。
 
神木流は自分が継ぐ。
その為に切磋琢磨する。
だから
 
澤村雪の音ば 学ばせで貰います
宜スく お願いします
 
あの舞が頭を下げた!
雪は人に教えられる事は出来ないと言うが、
舞はそんな事、百も承知でしょう。
勝手に学ぶのだ。
 
学ぶことあるのかな?と雪が言うが、
舞は雪もSTCに入ってから色々学んでいるでしょと言うと、
雪は納得していましたね。
 
神木流絃の前で「春暁」を弾いたのも その表れ
以前の雪は人との関わり合いが酷かった・・・
 
そして父の前に春暁を弾いてくれた事に礼を言う舞。
あれは雪なりの春暁を弾けと言われたから弾けた
これまでイメージはあったが、上手く音に出来なかった
でもこのツアー中に輪郭が見えてきて、弾いてみたら上手く弾けた
 
そう言う雪に、舞ははっきり感じていましたね。
雪はいつか羽ばたいていなくなる
舞達の前から消える気がする
 
春暁が上手く弾けるようになってから、
とにかく津軽三味線を弾きたいと思っている雪。
身も心も充実している感じですね。
 
そんな時、ヤンコビッチ監督が来日。
悪いニュースが飛び込んできました。
 
「荒天の調べ」は作品に合わない。
つまり使えないという事だ。
 
チャンスが消えた。
金城はショックでこの後の食事の誘いを辞退。
代わりに宮本氏と雪が同席しました。
 
雪はきちんとした理由が知りたかったのでしょうね。
あれだけ曲を高く評価していたのに、何故?という所でしょう。
 
荒天の調べのおかげで作品を完成の手前まできたのは確か。
しかし映画は監督ではなく、
映画を観た人のエネルギーにならなくてはいけない。
 
でもヤンコビッチ監督の作品は人を選ぶ。
これは監督のアイデンティティだから変えられない。
だからテーマ曲にはそれを包み込んで欲しいのだ。
 
そう言われて雪は提案する。
コンサートでエマとアレクセイに、
絶対に聴いて貰いたい曲があると。
 
雪はこのチャンスを逃すつもりはない。
そして「春暁」なら、きっと届くと。
 
話が大きく動きそうですね。
続きが楽しみです。