ましろのおと(羅川真里茂) Track.101
いよいよツアーをスタートさせるSTC。
まずは北海道だ。
行く前に雪は桜と話をしていましたが、
いつものなら弁当(オニギリ)でも用意してくれるものですが、
今回は何も無い。
前話で雪と距離を感じた桜。
それが今回の行動に出ているのでしょうか。
まあ雪はあまり気にしていませんでしたが、
ツアーから帰ってきた時に桜がどう変わっているか、ちょっと心配。
そして北海道に到着した雪達。
会場に飾られていた写真の中に、祖父(松吾郎)の姿を見つける雪。
「戦前によく見られた門付けの様子」
飯を食べなければ死んでしまう
この頃の祖父は必死だった。
だから歩き疲れたのだ。
春暁の音に辿り着いたのを知るのは今の梅子だけ。
雪も何か掴めそうなのだが・・・ あと一歩という所か。
そしてコンサート当日。
皆、いつも通りの雰囲気なので、梶も安心して集中できるでしょうね。
その頃、梅子は飛行機の中。
登りつめた事を実感し、子供の頃を思い出す。
三味線も弾かず、寝てばかりの父に呆れていた梅子。
それでも唄えと言われれば唄った。
松吾郎の音を間近で聴いていたわけで、
やはり彼女が一番松吾郎の音を知っているでしょう。
しかし松吾郎は疲れ、「終のすみか」を欲していた。
だから鬼にはなれなかった。
出口もゴールもなかった。
だから梅子は、音の継承で出口を見つけようとしたのだ。
神木を選んだのも、それが目的。
それしか理由は無いのでしょう。
そして今の梅子は、どこに向かっているのでしょうね。
雪のコンサートをこっそり観に行くつもり?