六道の悪女たち (中村勇志) 199話
聞いたような声がした。
被っていたタライから後ろを見ると、そこには名残と仁がいた。
仁と名残もビックリしたでしょうね。
再会を喜ぶ三人ですが、ミナミは疑問に思った。
二人は就職して東北に行ったはず。
その疑問には寺國が答える。
ミナミを抜けさせるために強制労働施設に飛ばされていたのだ。
ミナミが呑気に学校に行っている間、
二人は毎日ボロボロになるまでこき使われたのだ。
ミナミは大ショック。
でも、今はそれどころじゃない。
沙知代を見つけ出すことが先決。
仁と名残が大悟を抑えている間にミナミは校舎内へ。
しかし寺國が追ってきた。
二人とも戦闘向きではないので、逆に良い勝負と言えますね。
ミナミは覚悟を決めた。
寺國を道連れに命を捨てると。
その覚悟は寺國にも伝わった。
こいつは放っておくと危険な存在になる。
こいつは私が地獄に落とす!!
まさかの戦いになりましたね。
負けるな、ミナミ!!