憂国のモリアーティ （原案/コナン・ドイル 構成/竹内良輔 漫画/三好輝） #50

フレッドとルイスはウィリアムに死んでもらいたくない。
ルイスは計画を阻止するために、
まずは他の仲間にも確認したいと言う。
 
次の標的はグローヴァ―公爵で、
爵位が高く、警備体制は最高レベルが予想されるため、
モランやボンドも随行することになっている。
だから、その前に二人に確認することに。
 
でも二人はフレッドとルイスの話には乗らなかった。
特にモランはウィリアムが死ぬことで救われるのなら、
その願いを叶えてやりたいというのだ。
 
でもフレッドの気持ちも分かるので、計画を遂行した上で、
ウィリアムを救えるなら、救ってみせろと言う。
 
ボンドもモランと同じ考えでしたが、
シャーロックに依頼するというのは良い考えだとも言っていましたね。
ボンドも本当はウィリアムを救って欲しいと思っているのかも。
 
グローヴァ公爵の殺害は、モラン達の暗躍により成功しましたが、
公爵は自分の子供を盾にするなど、
なかなか卑劣な人物でしたね。
 
しかも長男のエヴァンは父の代わりに命を捧げるとまで言った。
ウィリアムはとてもやりにくかったでしょう。
それでも使命を全うしたウィリアム。
 
父親を目の前で殺されたエヴァンの怒りは相当なもの。
その怒りをぶつけられ、ウィリアムはつらかったでしょう。
 
モランはその姿を見ているから、
もうウィリアムは死なないと救われないと思えてしまうのでしょう。
 
ウィリアムを救うには心も救わないといけないのだが、
果たしてそれが可能なのか・・・
どうやって救うつもりなのか、気になるところです。